基地強化反対のたたかいを草の根からねばり強く続けてこられた皆さんのご活動に心からの敬意と熱い連帯のメッセージをお送りします。
日米両政府は、「米軍再編」の下で、「沖縄の負担軽減のため」として、築城基地をはじめとする全国6ヶ所の自衛隊基地への訓練「移転」をすすめてきましたが、嘉手納基地の爆音被害は軽減されるどころか、外来機の飛来によって逆に増大しているのが実態です。「沖縄の負担軽減」は全くのまやかしであり、全国に爆音被害を拡大するものであったことはいまや明らかです。
ところが、民主党政権は、県内移設反対の沖縄県民の総意を裏切り、名護市辺野古への新基地建設に回帰したばかりか、基地受け入れを迫るテコとして、新たな訓練「移転」の拡大を検討しています。到底許されません。
私たちのたたかいは、日米両政府を追いつめてきました。
この築城基地では、草の根と国会を結んだたたかいで、基地拡張計画を断念させました。
沖縄では、普天間基地の閉鎖・撤去に向けたたたかいが前進しています。今年1月の名護市長選挙で稲嶺進市長が誕生したのに続き、9月の名護市議選挙で与党が圧勝しました。その名護市議会は、今月15日、県内移設の日米合意撤回を求める決議・意見書を可決しました。
そして、この秋、たたかいは大きな山場を迎えます。11月の沖縄県知事選挙で、辺野古への新基地建設反対を貫いてきた伊波洋一前宜野湾市長の勝利のため、全力を尽くす決意です。
日米安保条約改定から50年の今年、本土と沖縄の連帯を力に、基地のない平和な日本へ、新たな歴史を切り拓くたたかいを大きく広げていこうではありませんか。共に頑張りましょう。
2010年10月24日
日本共産党衆議院議員
赤嶺政賢
赤嶺政賢