想いと政策

想い

 

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私は、沖縄戦から間もない1947年、旧小禄村(現在の那覇市)で生まれ、悲惨な戦争の傷跡が残る中で、少年時代を過ごしました。父親の畑仕事を手伝うようになると、私の役割は、散乱した戦争犠牲者の遺骨の断片を畑の四隅に積み上げることでした。

高台にある小学校は、米軍那覇飛行場(現在の那覇空港)の爆音にさらされ、授業もしばしば中断しました。米軍の直接統治下で、米兵による強姦事件などが処罰されないことに大きな怒りを抱いていました。

異民族支配の下にあった沖縄の不条理を打破したい。強い気持ちに突き動かされて、大学在学中の1967年、日本共産党に入党しました。

大学卒業後、教師として、石垣島の八重山高校に赴任しました。そこで目の当たりにしたのは、相次ぐ台風や干ばつに襲われ、離島苦にあえぐ島の人々の生活でした。当時、1972年の本土復帰をへて、日本共産党は沖縄でも公然と活動できるようになっていました。私は、政治を変えたいと教師を辞し、日本共産党八重山郡委員会の専従職員になることを決めました。

命どぅ宝。基地のない平和で豊かな沖縄をつくりたい。これが私の原点です。

沖縄では、従来の保守・革新の立場の違いを乗りこえて、「オール沖縄」のたたかいが広がっています。そのたたかいの先頭に立ってきたのが、故・翁長雄志前知事でした。いま玉城デニー知事が翁長さんの遺志を継ぎ、辺野古新基地建設に反対を貫き、沖縄らしい優しい社会の実現のために全力で頑張っています。沖縄1区の私の議席はこうした翁長前知事、玉城知事のたたかいと一体のもので、「オール沖縄」を象徴するものです。

普天間基地をただちに閉鎖・撤去し、辺野古新基地建設を断念させる。経済発展の最大の阻害要因である基地をなくし、誇りある豊かな沖縄をつくる。私たちの世代の責任だと思っています。

ご一緒に力を合わせて、沖縄の新しい未来を切り拓きましょう。

 

政策

 

基地のない平和な未来を子どもたちに
  • 米軍普天間基地の即時閉鎖・撤去、辺野古新基地建設の中止・撤回、オスプレイの撤去を求めます。沖縄県の玉城デニー知事と協力し、「オール沖縄」を全国に広げ、「建白書」の実現に全力をつくします。
  • 日米地位協定の抜本的な改正を求めます。航空法や環境法、検疫法などの国内法を米軍に適用します。
  • 米軍基地からの有機フッ素化合物(PFAS)含有泡消火剤等の撤去を求めます。沖縄県による基地への立ち入り調査を実現し、米側に対し対策費用の負担と汚染土壌の除去を求めます。
  • 那覇軍港や牧港補給地区、キャンプ瑞慶覧など嘉手納以南の土地返還は、移設条件付きをやめ、無条件で返還することを求めます。
  • 嘉手納基地への外来機の飛来、深夜・早朝と住宅地上空の飛行、パラシュート降下訓練、即応訓練をただちに中止し、騒音防止協定を遵守することを求めます。無人機の新規配備に反対し、戦闘機部隊の撤退を求めます。
  • 東村高江の集落を取り囲むように建設された米軍オスプレイやヘリの着陸帯の撤去、北部訓練場の全面返還を求めます。世界自然遺産に登録されたやんばる地域の自然環境を守ります。
  • 伊江島補助飛行場やキャンプ・ハンセン、嘉手納弾薬庫、トリイ通信施設など、沖縄本島北部・中部地域の基地機能の強化と住民被害の拡大に反対します。
  • 米軍による空港・港湾の使用に反対します。ホワイトビーチへの米原子力潜水艦の寄港を許しません。
  • 米軍基地の跡地利用は、政府が責任を持って、地権者と住民の意見を尊重してすすめることを求めます。基地従業員の雇用問題に取り組みます。
  • 米軍の訓練水域・空域の廃止、鳥島・久米島等の射爆撃場の返還を求めます。
  • 在沖米海兵隊の撤退と米軍基地の大幅な整理・縮小を求めます。
  • 日米安保条約を廃棄し、基地のない平和な沖縄・日本をめざします。日米友好条約を結びます。

実績を見る(基地・安保)→

一人ひとりが安心してくらせる社会に
  • 中小業者を支援し、最低賃金を全国一律で早急に時給1500円に引き上げます。
  • 公契約法をつくり、建設労働者に適正な賃金を保障します。
  • 保育士や介護士の賃金を全産業平均並みに月5万円引き上げます。保育士の配置基準の見直しや正規化を進め、保育環境を改善します。
  • 働く女性に対する差別と格差を是正します。同一労働・同一賃金を実現します。
  • 「残業代ゼロ」制度の廃止を求めます。労働者派遣法は抜本改正し、派遣労働を一時的・臨時的な業務に限定します。
  • 沖縄県の玉城デニー知事と連携・協力し、新たな産業と雇用を創出し、正規雇用を拡大します。
  • サービス残業をなくし、労働時間を短縮させて、安定した雇用を拡大します。
  • 職業訓練などを通じて、若者の社会参加を支援します。
  • 子どもの貧困対策を拡充します。市町村に対する国の財政支援を引き上げ、就学援助や生活保護、児童手当の拡充、公共住宅の増設に取り組みます。支援員の確保や子ども食堂などの居場所づくりへの支援を地域の実情に即してすすめます。
  • 母子・父子世帯などのひとり親家庭への支援を拡充します。離婚後の養育費立替払い制度を導入します。
  • 学費値上げを許さず、国の交付金を増やして入学金ゼロ、授業料の半減に取り組みます。
  • 返済のいらない「給付型奨学金」を拡充します。返済中の奨学金は半額を免除します。
  • 学校給食費の無償化を国の責任で推進します。
  • 高校卒業までの子どもの医療費無料化を国の制度として実施します。産科・小児科医療の確保のために、公的支援を抜本的に拡充します。
  • 国の責任で保育の質を維持・向上させながら、待機児童を解消します。公的夜間保育園の増設、病時・病後時保育への支援を拡充します。
  • 教員不足の解消に取り組みます。教職員の定数増、授業数の見直し、無駄な報告書作成や全国学力テストの中止など業務負担の軽減を進め、残業代を支給する制度に改めます。
  • 30人以下学級、少人数学級を推進します。学童クラブへの支援を拡充します。
  • 児童相談所を増設し、職員研修を充実させて、児童虐待防止対策を強化します。
  • 消費税をただちに5%に減税し、廃止をめざします。インボイス制度を廃止します。
  • 国庫負担の増額による国保料(税)の引き下げをすすめます。沖縄戦に起因する国保財政の悪化に取り組みます。
  • 年金削減にストップをかけ、無年金・低年金問題の根本的解決をめざします。
  • 介護保険の改悪を許さず、高齢者も現役世代も安心できる公的介護制度をめざします。訪問介護の基本報酬を早急に元の水準に戻します。特別養護老人ホームを抜本的に増設します。
  • 障碍を理由とする差別や偏見をなくし、住まいや学び、就労などを保障します。
  • 選択的夫婦別姓制度を導入します。
  • 同性婚を認める民法改正を行います。
  • 外国人労働者に日本人と同等の労働者としての権利を保障します。
  • マイナンバーカードと保険証や運転免許証との一体化の押しつけをやめさせます。マイナンバー制度の廃止を求めます。

実績を見る(くらし)→

誇りある豊かな沖縄をつくる
  • 基地と経済をリンクさせる動きを許さず、沖縄関係予算を増額します。
  • 経済発展の最大の障害である米軍基地の返還をすすめ、新たな産業と雇用を創出し、誇りある豊かな沖縄をつくります。
  • 公共事業の地元優先発注、地産地消の推進など、沖縄関係予算の県外企業への還流を改め、地元企業に恩恵が行き渡る施策を推進します。地元が潤う観光の振興、雇用環境の改善に取り組みます。
  • 南北を縦貫する鉄軌道やLRTなど、環境や交通弱者に優しい交通ネットワークの整備を住民合意ですすめます。
  • 沖縄の基幹作物であるサトウキビ生産への支援を拡充します。亜熱帯気候を活かした農漁業の振興、6次産業化や担い手の育成をすすめます。
  • 航空運賃の低減や燃料、生活資材等への輸送費補助など国の支援を拡充し、離島に住み続けられる環境を整備します。島々の特産品を活かした多様な産業を育成・支援します。
  • 中小企業、伝統工芸産業の振興をはかります。
  • 県民主体の首里城再建、中城御殿、円覚寺の復元を求めます。第32軍司令部壕の保存・公開に取り組みます。
  • 日台漁業取り決め、日中漁業協定の見直しを求めます。
  • 食料自給率を50%へ早期に回復し、60%をめざします。
  • 沖縄の貴重な自然環境の保全・回復に取り組みます。
  • 省エネルギーと再生可能エネルギーの普及で二酸化炭素排出量を大幅に削減し、気候危機を打開します。
  • 原発や石炭火力発電所の新増設に反対します。2030年に原発、石炭火力の発電量をゼロにします。

実績を見る(経済振興)→

憲法9条を生かし、平和なアジアと世界を
  • 沖縄戦の悲劇を二度と繰り返してはなりません。沖縄の平和の心を全国に広げます。
  • 憲法9条を生かした平和外交で、戦争の心配のない東アジアをつくります。基地をなくし、沖縄を平和の発信地にします。
  • 命どぅ宝、沖縄の平和の心を体現する憲法9条を守り抜きます。
  • 敵基地攻撃能力の保有と大軍拡、沖縄の軍事要塞化に反対します。安保3文書を廃止します。
  • 空港・港湾の軍事利用に反対します。那覇空港の民間専用化を求めます。下地島空港の軍事利用に反対します。
  • 憲法違反の安保法制=戦争法を廃止し、集団的自衛権行使を容認した閣議決定の撤回を求めます。自衛隊の海外派兵に反対します。
  • 核兵器禁止条約に参加し、核兵器廃絶のためのリーダーシップを発揮するよう求めます。
  • 軍事費を削減し、福祉やくらし、教育に予算をふりむけます。長距離巡航ミサイル・トマホークやイージス・システム搭載艦、F35ステルス戦闘機など米国製兵器の爆買いをやめさせます。米軍への「思いやり予算」と「米軍再編」関係経費、SACO関係経費の廃止を求めます。
  • 次期戦闘機やライセンス兵器など殺傷兵器の輸出解禁に反対し、武器輸出の全面禁止を求めます。軍需産業支援法の廃止を求めます。軍事研究に大学や研究者を動員する動きを許しません。
  • 秘密保護法の廃止を求めます。自衛隊情報保全隊による憲法違反の国民監視を許しません。
  • 土地利用規制法の廃止を求めます。
  • 沖縄戦の歴史歪曲を許しません。侵略戦争を肯定・美化する動きを許しません。
  • DNA鑑定や米軍基地内への立入りなど、沖縄戦の遺骨収集の取り組みを後押しします。

実績を見る(憲法・自衛隊)→

コロナ禍から県民の命とくらしを守るために

活動報告を見る→

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