沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対し抗議・監視のため辺野古の浜のテントで座り込みが始まってから、6月18日で7000日となりました。同日、浜テント前で集会が開かれ、246人の参加者が「8000日目は新基地建設をストップさせたお祝いの日にしよう」と決意新たに誓い合いました。
辺野古の浜テントでの座り込みが始まったのは2004年4月19日。1997年からの辺野古住民による「命を守る会」のたたかいを引き継ぐ形で座り込みが続き、全県、全国、世界から人々が訪れ、つながりを広げてきました。
7000日集会アピールは「浜テントは今後も出会いを大切にしつつ辺野古や名護市民のたたかいの歴史と今を伝え、1日も早い辺野古新基地建設断念をめざす」と宣言。集会にあわせて新調された「勝つ方法はあきらめないこと」と書いた看板が掲げられました。
ヘリ基地反対協議会の仲村善幸共同代表は「多くの人の尽力で続いたたたかいがオール沖縄を生み出す大きな力になった」と強調。元名護市長の稲嶺進オール沖縄会議共同代表は「団結もさらに強く太くなり、勇気と愛と強い絆を確認できた」と語りました。
名護市の「ヘリ基地いらない二見以北十区の会」の女性(61)は「地元の人間だけでは続けられなかった。みんなの気持ちが一つである限り新基地は造れないし造らせない。勝利のカチャーシーを踊れる日が早く来ますように」と願いました。
ヘリ基地反対協議会の仲本興真事務局長はこれまでのたたかいを振り返り、「志半ばで亡くなった人たちの思いを背負って今日のたたかいを明日につなげる」と力を込めました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、渡久地修県議も連帯あいさつしました。(しんぶん赤旗 2023年6月19日)