活動報告

辺野古設計変更「認めぬ」 県庁前で「オール沖縄」緊急集会 「土砂採取ノー」訴え

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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の阻止を目指す「オール沖縄会議」は9月11日、防衛省沖縄防衛局が提出した同新基地の設計変更申請書の縦覧が8日に開始されたことを受け、県庁前で緊急集会を開きました。「設計変更を認めない」などと訴え、同申請の問題点を指摘する知事宛ての「意見書」の提出を広く呼びかけました。

マイクを握った日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、同申請書によると埋め立て土砂の採取地が県内全域に拡大しており、沖縄戦最後の激戦地となった同県糸満市からも採取が想定されることを指摘。「戦争のための米軍基地を造る土砂の採取は到底許されない」と強調しました。

 沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは、同申請書が、新基地埋め立て予定地の海底にある軟弱地盤の改良工事のために提出されているにもかかわらず、改良工事のための杭(くい)の深さ・本数などの「具体的な内容がまったく書かれていない」と批判しました。

 オール沖縄会議の大城紀夫共同代表は、意見書提出で圧倒的な声を玉城デニー知事に届けることは、申請を不承認にし、新基地建設を止める大きな力になると強調。「県民だけが当事者ではない。全国の多くの市民や団体・企業にも呼びかけよう」と訴えました。(しんぶん赤旗 2020年9月12日)

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