活動報告

比例ブロックの様相 九州・沖縄(定数20) 議席増へ90万票目指す

九州・沖縄ブロックで日本共産党は、沖縄1区の必勝とともに比例(定数20)での2議席以上獲得で議席増を勝ち取るために90万票を目指しています。あかみね政賢(沖縄1区重複)、田村たかあき=ともに現=、まじま省三(福岡9区重複)=前=、まつざき真琴(鹿児島2区重複)=新=の4予定候補が全力を挙げています。

苦難軽減の先頭

九州・沖縄を襲った台風10号。田村、まつざき両氏は台風通過直後の9月7日には、鹿児島県の桜島や喜界島を被害調査。切実な声が次々と寄せられました。

 

 2016年の熊本地震、17年の九州北部豪雨など激甚災害が相次ぐ九州・沖縄で、日本共産党は国民の苦難軽減の先頭に立ってきました。ことしの7月豪雨では、国会論戦で国を動かし、コロナ禍のもとで水害を受けた事業者のための「なりわい再建補助金」の創設や、「半壊」世帯の被災者生活再建支援制度の対象拡充が実現する見通しとなりました。

街頭やつどいで各候補は「個人の尊厳、命、暮らし、営業が大切にされる政治への転換を」と訴えます。九州・沖縄は農業産出額が全国の2割を占める一大食料供給地ですが、歴代自民党政治の“農業つぶし”に苦しめられてきました。玄海(佐賀県)、川内(せんだい、鹿児島県)原発を抱え、自衛隊の築城(ついき、福岡県)・新田原(にゅうたばる、宮崎県)両基地の米軍基地化、オスプレイの佐賀空港配備、馬毛島(鹿児島県)の米軍機離着陸訓練移転が狙われるなど安倍政治の暴走が最も深刻に表れています。

 

 「『安倍政治』に決着を」と田村、まじま両予定候補が北九州市で行った街頭宣伝(5日)。「安倍政治を一番批判し頑張ってきたのが共産党」(70歳女性)など期待が集まりました。まつざき候補の「鹿児島県議の経験を生かすため、国会に駆け上がる」との訴えも共感を広げています。

 

新基地を止める

 

 沖縄県では、沖縄1区選出の、あかみね氏など同県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する現職・候補で、四つ全ての小選挙区での勝利を必ず得るため、「オール沖縄」勢力が決意と団結を強めています。

18年の玉城デニー県政誕生や19年の県民投票などに続き、次期総選挙でオール沖縄が勝利すれば、新基地建設阻止の実現にさらに近づきます。

 

 あかみね氏は街頭で「これから新しい政治の流れが起こります。日本共産党など野党は沖縄のように団結して自公政治を打ち破り、野党連合政権をつくろうと呼びかけています」と訴えています。

 

 九州・沖縄の比例議席は現在、自公が10、補完勢力2、野党8です。日本共産党が伸びてこそ比例でも与野党逆転が実現します。九州・沖縄で50万人の後援会をつくり、全党員が会員と力を合わせ、担い手を大きく増やし、2倍の得票を勝ち取ろうと奮闘しています。(しんぶん赤旗 2020年9月15日)

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