沖縄県民の再三にわたる民意を踏みにじり、米軍新基地建設のための土砂投入を強行する政府の暴走をやめさせ、県民投票の全市町村での実施をめざす年始め辺野古大行動が1月5日、同県名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で行われました。オール沖縄会議が主催、1000人を超える県民らが参加しました。
ネット署名発信 ハワイとも中継
県民集会では、高良鉄美共同代表が政府の土砂投入強行に「違法工事は民意、憲法、平等、正義に反すること。辺野古を造らせない民意をしっかり示そう」と強調しました。
赤嶺政賢、照屋寛徳衆院議員、糸数慶子、伊波洋一参院議員があいさつ。赤嶺氏は安倍政権の暴走を批判、「市民と野党の国政での本気の共闘、県民投票全市町村での実施などで安倍政権打倒の年に」と訴えました。
新基地建設を止めようとホワイトハウスの請願サイトに届けるインターネット署名を17万5000人分集めた、沖縄県系4世のロブ・カジワラさんによるハワイとのインターネット中継が行われました。
カジワラさんは、集まった署名数を報告し、「何十年も座り込み、身を投じて止めているウチナーンチュ(沖縄県民)に感激した。一人ひとりがヒーロー」とエールを送りました。
埼玉県から5歳の娘と参加した昨年4月まで那覇市在住の女性(42)は、「土砂投入という暴力的な安倍政権に危うさを感じている。非暴力でたたかう県民とともにいたい」と話しました。(しんぶん赤旗 2019年1月6日)