沖縄県宜野湾市で1月3日、米軍普天間基地の閉鎖・撤去を訴える「第33回新春自動車デモ」(主催・「普天間基地撤去をめざす宜野湾市民協議会」)が行われました。「基地のない宜野湾・沖縄を」などと書かれた横断幕を張った約30台の自動車が同基地を1周し、「危険な普天間基地は無条件で閉鎖し返還させましょう」とアピールしました。
出発集会では、目前に迫った宜野湾市長選(17日告示、24日投票)で、普天間基地の閉鎖・撤去、辺野古新基地断念、オスプレイ配備撤回の「建白書」実現を掲げるシムラ恵一郎予定候補(63)=新=の必勝も呼びかけられました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「建白書に背を向ける現職市長の政治姿勢では普天間基地は固定化するだけです」と指摘。伊波洋一元宜野湾市長は「市長選は市政のみならず、沖縄、日本の将来がかかった大事な選挙。みんなの力で勝利を」と呼びかけました。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「沖縄の危険な空を安全にするためにたたかい抜こう」とあいさつ。沖縄県統一連の中村司代表幹事、普天間爆音訴訟団副団長の新垣清涼県議、「ヘリパッドいらない住民の会」の伊佐真次日本共産党東村議も決意を述べました。(しんぶん赤旗 2016年1月4日)