エッセイ

新年のご挨拶  たたかってカチャーシーを

 

 2015年あけましておめでとうございます。

 

 昨年の大みそかは、辺野古のテント村で、豚汁や山羊(やぎ)汁、辺野古の海でとれたばかりの新鮮な魚に舌鼓をうちながら「演芸大会」を楽しみました。抗議行動のたたかいの現場で自然発生的に生まれた演芸の数々を再現するというのですから、これは参加しないわけにはいきません。

 

 幕開けは、琉球古典音楽師範の演奏による「御前風」(グジンフウ)、お祝いの歌です。三味線の音も格調高く、海を背にした踊りも見事です。最後は「唐船ドーイ」。カチャーシーの定番の曲。私まで引っ張り出されて踊らされてしまいました。

 

 昨年は、名護市長選挙、名護市議選挙、県知事選挙、衆院選挙と、辺野古新基地建設反対勢力が完勝したので、参加者は底抜けに明るい。ゲート前集会や海上で抗議行動を展開した人々の粘り強い闘争が、オール沖縄の源泉でしたから当然です。

 

 明けて2015年。政府は工事強行の姿勢です。それどころか、辺野古と高江の工事を同時に着工しようとしています。絶対に許せません。

 

 しかし、今年は、翁長県知事を先頭にしたたたかいになります。

 

 たたかって、たたかい抜いて、今年の大みそかは、辺野古の浜と高江の森で、またカチャーシーを踊ろう。

 

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