活動報告

希望の沖縄と日本つくろう 7議席獲得で自民党政治にさよならを/沖縄県議選 小池書記局長訴え

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 告示(6月7日)まで1週間を切った大激戦の沖縄県議選(同16日投票)で、日本共産党の小池晃書記局長は6月1日、那覇、浦添、沖縄各市を駆け巡り、とぐち修(那覇市・南部離島区・定数11)、ニシメ純恵(浦添市区・同4)、しまぶく恵祐(沖縄市区・同5)の各予定候補=いずれも現=らとともに訴えました。「相手を上回る活動で党7議席を獲得し、『オール沖縄』の勝利を。『うちなーんちゅ(沖縄の人たち)』の力で自民党政治にさよならを」と力を込めました。

 街頭には多くの市民が集結。小池氏は、希望ある沖縄と日本をつくるための党7議席の四つの値打ちを訴えました。

 第一は、名護市辺野古の米軍新基地建設をストップさせ、沖縄を二度と戦場にしないための力です。

 平和を脅かす悪法を次々強行する岸田政権の「戦争する国づくり」の最前線が沖縄だと指摘。「代執行」による新基地建設強行や戦没者の遺骨混じりの土砂の新基地建設への使用を許さないためにも、創立以来102年間、反戦平和を不屈に貫いてきた日本共産党こそが、「平和の対案を示せる。アジア諸国との平和の地域外交を進めるデニー知事を支えることができる。党7候補全員勝利がどうしても必要だ」と訴えました。

 第二は、裏金政治を許さず、財界中心の政治をただして暮らしを守ることです。

 小池氏は、自民、公明、日本維新の会が5月31日、企業・団体献金の全面禁止に背を向け、政策活動費の支出の状況の公開を「10年後」とする政治資金規正法改定案の修正案で合意したと告発。「自公維は企業・団体献金の抜け穴づくりを行う同じ穴のむじな」だと痛烈に批判しました。

 低賃金、年金減、医療・介護の負担増、消費税増税、インボイス制度に県民が苦しみ、国発注の公共事業の約半分を本土ゼネコンが受注し本土の大企業ばかりが潤っているのは、「献金の見返りの政治が行われてきたからだ」と指摘し、「本土でも沖縄でも裏金に反省がないのが自民党だ。付ける薬は汚いお金を受け取らない共産党しかない」と訴えました。

 第三は、誰ひとり取り残さない沖縄を掲げるデニー県政を支え、前進させて暮らしの願いを実現することです。

 小池氏は、共産党とデニー知事が力を合わせて中学卒業までの通院医療費窓口無料化を実現し、知事が来年度からの学校給食無償化の段階的実施を表明したことなどを紹介。「県民の運動と党県議団の頑張りがいよいよ実る」と述べ、「県政転覆を狙う自公維多数を許せば、給食費無償化も、高校卒業までの医療費無料化も進まなくなる。実現のカギは、知事を支える党候補7人の勝利だ」と力を込めました。

 第四は、「オール沖縄」前進の要としての力です。

 小池氏は「米国言いなり政治が、新基地建設、南西諸島へのミサイル配備、米軍基地による水汚染をもたらした」と告発。共産党が米国に堂々とモノを言い、基地のない平和で豊かな沖縄をめざす県民の運動を支え、「オール沖縄」の団結を大切にして保革を超えた共同を広げてこられたのは、「日米安保条約廃棄を一貫して不屈に掲げてきたからだ」と支持・支援を呼びかけました。

 とぐち予定候補は、岸田自公政権が進める沖縄の軍事要塞(ようさい)化ではなく、徹底した対話と外交で「絶対に戦争を起こさせないことが日本に求められている」と述べ、平和の願いを託してほしいと呼びかけました。

 ニシメ予定候補は、浦添西海岸への米新軍港建設に自公維が賛成しているとして、「アメリカいいなり政治をやめさせ、きっぱりノーを。自然の海を子や孫に残すため頑張る」と決意表明。しまぶく予定候補は「何より命が大切にされ、一人ひとりの尊厳が大事にされる。ジェンダー平等を進め、誰もが自分らしく生きられる沖縄のため負けられない」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2024年6月2日)

 

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