活動報告

56万の民意は消せない 新基地断念求める請願署名保留抗議 那覇

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 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設断念を求め55万9224人の署名を集めて国会に提出された請願が、衆院安全保障委員会と参院外交防衛委員会で保留扱いとされ、審議未了となったことに抗議する緊急集会が6月22日、那覇市で開かれました。「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」が主催しました。

 

 衆院安保委の理事会では、日本共産党や立憲民主党が同請願に賛成し採択するよう求めましたが、自民党、公明党、日本維新の会が反対し採択されませんでした。参院外防委理事会では、共産、立民、「沖縄の風」以外が保留としました。

 

 集会では参加者が、「沖縄と全国が連帯した請願を採択せよ」「国民の権利である請願権を封じるな」「国会論議で新基地を断念せよ」と声を上げました。

 

 オール沖縄会議共同代表の稲嶺進・請願署名実行委員長は、署名への協力に感謝を述べた上で、「請願権は政治に参加する大きな手だてだ。約56万の国民の強い思いを、いとも簡単に門前払いとするとは信じられない。門前払いに屈せず、辺野古新基地が白紙に戻るまで力を合わせよう」と呼びかけました。

 

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員と「沖縄の風」の伊波洋一参院議員が国会報告。赤嶺氏は「自民・公明・維新などがもみ消そうとしても、56万署名は未来に生きる国民の民意だ。絶対に負けない」と訴えました。

 

 県議会与党各会派もあいさつし、日本共産党の島袋恵祐県議が「全国と連帯して新基地建設を止める」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2023年6月23日)

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