沖縄・南西諸島の軍拡に反対し、連帯しようと、沖縄県北谷(ちゃたん)町の野球場前広場で5月21日、「島々を戦場にするな!沖縄を平和発信の場に! 5・21平和集会」(同実行委員会主催)が開かれ、約2100人が参加しました。
集会実行委員長を務めた沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表は、「行政がやるべきは戦争を起こさせないことだ」と強調。渡久地政志北谷町長が来賓あいさつしました。
リレートークで、与那国島や宮古島、石垣島、沖縄本島、鹿児島県の奄美大島などミサイル配備や軍事増強に反対する各地のたたかいと決意が語られました。
鹿児島県の種子島から参加した日本共産党の橋口みゆき西之表市議が、馬毛島(西之表市)での基地建設反対を訴え、「自然と平和を子どもたちに手渡すために手をつなごう」と呼びかけました。
石垣市出身の参加者(25)は、「軍拡によって何気ない幸せな生活が脅かされたり、遊び場である自然が壊されたりすることを見過ごすのでしょうか」と問いかけ、「平和に暮らしたい気持ちを日々の生活から小さな行動でも表明していきましょう」と訴えました。
「大きな力を恐れず、勇気を得て、私たちの島々を守っていきましょう」とする宣言を採択。集会後、参加者は「地球は1つ、争うより愛そう」「平和な島で子育てさせて」など、それぞれの思いを書いたプラカードを掲げデモ行進しました。
ミサイル配備の危険性を知らせる写真展や有機フッ素化合物(PFAS)汚染の資料展示もあり、音楽ライブも行われました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員も参加しました。( しんぶん赤旗 2023年5月22日)