沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」は2月4日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で県民大行動を実施しました。岸田文雄政権の大軍拡によって沖縄の島々が戦場にされることを絶対に許さず、「戦争に引きずり込む新基地建設を必ず断念させよう」と、集まった約630人が声を上げました。
糸数慶子オール沖縄会議共同代表は、「軍備強化よりも平和外交を。標的の島を象徴するような辺野古新基地建設を許してはならない」と訴えました。
玉城デニー知事がメッセージを寄せ、安心・安全で幸福を実感できる沖縄をつくるためには「国連を含む国際社会へ沖縄からメッセージを発信する必要がある」と強調。「平和構築に貢献するためにも独自の地域外交を積極的に推進していく」と表明し、「力を結集し辺野古新基地を止めさせましょう」と呼びかけました。
雑誌や映像、音楽を通じて駐韓米軍の問題を知らせる活動をしている韓国のグループ「ナルリポプソク」も参加。「海外にある米軍基地の事例を見るために沖縄に来ました」とあいさつし、沖縄との連帯を表明しました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員や、社民党の新垣邦男衆院議員、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参院議員のオール沖縄の国会議員も参加しました。(しんぶん赤旗 2023年2月6日)