沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄会議」は1月7日、新基地建設の断念を求めて取り組む国会請願署名の成功に向け、「請願署名実行委員会結成集会」を辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で開きました。600人以上が結集し、圧倒的多数の署名を集めることで沖縄の揺るがぬ民意を国会に届けようと決意を確認しあいました。
実行委員長の稲嶺進オール沖縄会議共同代表は、何度となく示されてきた沖縄の新基地ノーの民意に日米両政府が背き続ける中、次の世代のために今を生きる世代のやるべきことが改めて問われていると強調。「民主主義、地方自治が踏みにじられているのが沖縄の現状なんですということを、請願署名を集め届けよう」と呼びかけました。
オール沖縄の県選出国会議員を代表し、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員らがあいさつ。赤嶺氏は、軟弱地盤の改良に伴う国の設計変更を不承認とした玉城デニー県知事の決意がある限り、新基地の完成は法的にも不可能と指摘し、「請願署名はこれをいっそう現実のものにしていく県民の新たなたたかいです」と訴えました。
県内各地で草の根から署名の成功に取り組む島ぐるみ会議から、沖縄本島北部、中部、南部の各代表も決意を語りました。(しんぶん赤旗 2023年1月8日)