大軍拡阻止をテーマに「基地のない沖縄をめざす宗教者の集い」と「平和をつくり出す宗教者ネット」は12月8日、国会内で集会を開きました。35人が参加。日本共産党からは赤嶺政賢衆院議員が出席しました。
武器取引反対ネットワークの杉原浩司代表が講演し、憲法9条改定に匹敵する安保3文書改定を、岸田自公政権は閣議決定だけで行おうとしていると指摘。「国民投票で9条改定するなら、まだ国民が選ぶことができる。しかし国会も決定にほぼ関与できない閣議決定だけで変更できてしまうのは、主権在民の日本では明文改定よりひどい」と批判しました。
日本山妙法寺の矢向由香さんが、同寺の僧侶らが今月から参院議員会館前で行っている、大軍拡に反対した断食座り込み行動を報告。宗教者として平和や人を信じる大切さを積極的に訴えたいと述べました。
赤嶺議員は、憲法審査会では「軍事費をGDP比2%に増額」や「台湾有事は日本有事」などの議論が行われていると告発。沖縄では港や空港を軍事のためにつくり替えられようとしているとし、沖縄戦のように攻撃目標になる可能性を指摘しました。「憲法審査会で、9条で国が守られるかと笑う声があるが、武力で国が守られたことがあるか」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2022年12月9日)