沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の阻止を目指す「オール沖縄」の玉城デニー知事が11月25日に沖縄防衛局の同新基地建設の軟弱地盤改良工事に伴う設計変更申請を不承認にしたことを受け、「オール沖縄会議」は26日、県庁前の広場で「緊急支援集会」を開き「知事の(不承認)決断を支える」と決意を新たにし、団結を深めました。
「知事の不承認支持」「辺野古新基地建設NO!」のボードを掲げ、「政府は直ちに不承認判断に従え」「(新基地建設の)工事を直ちにやめろ」とシュプレヒコールを上げました。
オール沖縄会議共同代表の糸数慶子前参院議員は、日本政府が沖縄の民意を無視して新基地建設強行を続けており「本当に不合理なことであり理不尽」だと述べ、不承認に踏み切った「知事の思いをしっかり受け止めて、頑張ろう」と訴えました。
オール沖縄の国会議員や、県議などの地方議員らも集結。マイクを握った日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、デニー知事が不承認にした以上、日本政府は新基地建設を断念し、米軍普天間基地(同県宜野湾市)を閉鎖・返還すべきだと強調。「県民の声で政府を突き上げて、必ず実行させよう」と呼びかけました。
デニー知事からの連帯のメッセージが紹介されました。
集会参加者の男性(73)は、不承認を決断してくれて「よかった」と述べ、知事を力づけるため、県民が「集まってたたかうしかない」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2021年11月27日)