活動報告

沖縄・浦添市長選31日告示 伊礼さんを市長に 市民の輪 どんどん

2月7日投票の沖縄県浦添市長選の告示(31日)まで1週間を切りました。同市西海岸への米軍の新軍港建設にきっぱり反対し、コロナ危機から市民の命と暮らしを守る伊礼ゆうき市議(38)には、保守層からも応援の声が寄せられるなど、多様な市民が「伊礼さんを絶対市長に」と集結し、大運動が広がっています。

 

 保守系の不動産会社社長が伊礼候補の事務所を訪問し、「新しい基地(軍港)は必要ない」と語り、支持を表明しました。

伊礼候補の街頭宣伝に通りかかった女性(78)は、軍港建設について「きれいな海だから埋め立ては困る」と訴え、浦添の初の女性市長を目指す伊礼候補に「みんなのために頑張ってほしい」と期待を寄せました。

 

 伊礼事務所では、22日に届いた6万枚のビラが翌日には無くなるなど宣伝活動が盛り上がっています。

 

 「伊礼さんは一貫して軍港反対だから応援している」という大学生の女性(19)は宣伝カーからのアナウンス係に挑戦。時間をやりくりして応援に駆け付けた会社員の男性(24)は、PCR検査の拡充などを掲げる伊礼候補の勝利が、新型コロナ対策の不十分な「政権与党を突き動かす力になる」と力を込めました。

 

 伊礼事務所には、若者や子育て・働き盛りの世代も多く集まります。大学生の男性(22)は、「(市政を)変えたいというエネルギーがある」と述べ、市民と伊礼候補が目指す新たな政治への希望を語りました。(しんぶん赤旗 2021年1月25日)

 

幅広い共同で命と海守る伊礼さん 現市長は公約破り建設進める

新軍港は絶対止める コロナ対策の充実に全力

 

 沖縄県浦添市長選(2月7日投票)は1月31日の告示が目前です。幅広い市民・市民団体や政党の支援を受けて立候補予定の伊礼ゆうき市議(38)の勝利で、同市西海岸への新軍港建設に反対する市民の願いに背いて容認する松本哲治市長(53)=自民党・公明党推薦=に厳しい審判を下すときです。

 

 市長選の対決構図・争点は、「幅広い市民・団体・政党が力を合わせ、コロナ危機から命と暮らしを守り、軍港建設を許さず希望ある浦添を守るために頑張る伊礼候補を選ぶのか」、それとも「市民への公約を裏切り、菅自公政権に後押しされて軍港建設を進めようとする現市長を選ぶか」―。この選択を問うたたかいです。

 

 3選を狙う現市長は、初当選時に米軍那覇軍港(那覇市)の浦添市西海岸への移設(新軍港建設)反対を掲げていましたが、1期目途中で移設受け入れに転向しました。

 

 現市長と一騎打ちの見込みの伊礼候補は、市民の「自然豊かな西海岸の海を守ってほしい」の声に応え、「軍港建設を何としても止める」と力強く表明しています。

 

18項目の対策

 

 新型コロナウイルス問題で伊礼候補は、「市民の命に責任を持つ政治を実現する」と強調。19日の政策発表で18項目におよぶ対策を示しました。必要な人が必要な時に受けられるPCR検査体制の構築、医療・福祉・介護施設などでの定期的なPCR検査、病院・診療所への減収補填(ほてん)などを公約しています。

 

 国の持続化給付金の複数回支給を県、他自治体と協力して国に求めるとしています。▽市内業者への実態調査▽市独自の協力金制度創設など直接支援の抜本的拡充▽非正規労働者やフリーランス、文化芸術関係者、学生への直接支援―も政策に盛り込んでいます。

 

 男女共同参画の推進や性の多様性が尊重される社会の実現を目指し、条例制定を速やかに進めることも掲げています。

 

 現市長は15日の政策発表で、新型コロナ対策として「感染防止と生活支援、地域経済再生」を掲げましたが、具体策は示しませんでした。

 

大きな広がり

 

 伊礼候補に、同県名護市辺野古の米軍新基地建設阻止を目指す「オール沖縄」勢力を構成する各政党・団体が、支援を表明しています。市民が手製のビラを配布、市民団体がパンフレットを作成、リーフレットを万単位でさらに追加で用意するなど、取り組みは大きな広がりを見せています。

 

 23日、応援に駆け付けた日本共産党の、あかみね政賢衆院議員は街頭宣伝で、公約を破り日本政府の言いなりになった現市長には「市政をあずかる資格はない」と批判。伊礼候補は「市民とともに声を上げて政治を動かす」と決意を語りました。

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