任期満了に伴う沖縄県宮古島市長選(17日投票)が1月10日、告示されました。玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力と一部保守勢力の統一候補で前県議のザキミ一幸氏(71)=無所属新=は出発式で、「市民が主役、市民の声が届く市政に間違いなくする」と力を込めて訴えました。
同市の陸上自衛隊ミサイル基地配備・弾薬庫建設を政府言いなりで容認する下地敏彦氏(75)=無所属現、自民・公明推薦=との一騎打ち。現職に対し、大型公共事業での一部企業への優遇ぶりなどから、ハコモノ利権行政・ワンマン政治との批判の声も上がっています。
同基地・弾薬庫建設の問題についてザキミ候補は、デニー知事と連携し、国に丁寧な説明を求めることを公約。政府の強行配備・建設には反対です。
出発式でザキミ候補は、新型コロナ対策としての検査体制拡充や農水産業の育成強化など、「市民の命と暮らしを第一に」する政策を示しました。
デニー知事からの、市政刷新のために「力を遺憾なく発揮していただきたい」とザキミ候補を激励するメッセージが代読されました。オール沖縄から、ヤラ朝博衆院議員(沖縄3区選出)、金城トオル同4区候補らが参加しました。
日本共産党の、あかみね政賢衆院議員(沖縄1区選出)は、陸自ミサイル基地問題などで市民の不安や批判に耳を傾けない現市政への「怒りの一票をザキミ一幸さんに託そう」と呼びかけるメッセージを寄せました。(しんぶん赤旗 2021年1月11日)