沖縄県浦添市長選(来年1月31日告示、2月7日投票)で、同市西海岸での米軍の新軍港建設を容認する現職に市民の審判を下すため、幅広い市民団体・政党の支援を受けて立候補する伊礼ゆうき市議(38)の事務所開きが12月26日、市内で行われました。
「きれいな海を子どもたちに残そう」「みんなで立ち上がれば必ず勝てる」と会場は一体感に包まれました。
那覇軍港(那覇市)の同西海岸への移設(新軍港建設)を止め、無条件返還することを求めている伊礼氏は、市民の力で、米軍基地の県内たらい回しの「状況を変えることができる」と強調。勝利を目指し「一緒にたたかってください」と呼びかけました。
伊礼氏を支援する市民や多様な市民団体のメンバー、政党関係者らが激励の言葉を述べました。
参加した大学生の女性(19)は「軍港問題、貧困、ジェンダー問題などを解決する政策をとってほしい」と期待を寄せました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、日本政府の言いなりに新軍港建設を受け入れた現職に審判を下す市民の結集で「(菅義偉政権を)脅かすような勝利を」と呼びかけました。(しんぶん赤旗 2020年12月27日)