野党国会議員による「沖縄等米軍基地問題議員懇談会」(会長・立憲民主党の近藤昭一衆院議員)は10月19日、沖縄県民の明確な反対の民意に向き合わず菅政権でも強行し続ける、同県名護市辺野古の米軍新基地建設の現状を視察しました。建設工事への抗議行動にも参加し、県民との連帯や建設阻止の決意をさらに強めました。
日本共産党の、あかみね政賢衆院議員(沖縄1区選出)を含む同懇談会の衆参国会議員らは抗議船に乗り、海上で工事の状況を確認しました。工事に抗議するカヌー隊を激励し、「違法工事は中止を」とシュプレヒコールを上げました。
同国会議員らは、工事車両搬入の監視、抗議の座り込みが行われている辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、一緒に座り込み、「沖縄を返せ」を合唱しました。
「民主主義破壊の基地建設は絶対に許してはならない。これは国民の総意であり民意だ。皆さんと最後まで、一刻も早く建設中止に追い込むことを約束する」(立憲民主党の川内博史衆院議員)など、各議員は決意を表明しました。
建設の埋め立て土砂の搬出拠点の同県名護市の安和(あわ)桟橋なども視察しました。
視察後の沖縄防衛局(同県嘉手納町)での聞き取りでは、防衛局長・次長の説明なしの欠席に厳しく抗議。県庁では玉城デニー知事らと意見を交換し、新基地に反対するデニー県政への支援を改めて確認しました。(しんぶん赤旗 2020年10月21日)