活動報告

辺野古新基地 変更申請取り下げよ 「うりずんの会」が防衛省に

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 防衛省沖縄防衛局が辺野古新基地建設について、設計変更承認申請を沖縄県に提出したことを受け、沖縄県選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」は4月24日、防衛省に対し申請の取り下げと工事断念を要請しました。

 要請では、辺野古・大浦湾に軟弱地盤が広がり、活断層の存在も指摘されていることから、技術的にも埋め立て・新基地建設は不可能だと指摘。「一連の選挙結果と県民投票で示された県民の明確な意思を尊重し、辺野古新基地建設を断念し、普天間基地の閉鎖・撤去を決断すべき」だと強調しました。

 また、沖縄県内でも新型コロナウイルスの感染が拡大し、県が総力を挙げて対策に取り組む中、防衛省が事前連絡もなく突然申請書を提出したことについて、「到底許されるものではない」と批判。応対した渡辺孝一政務官は「おわびする」と述べました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、防衛省が県の現状をわかりながら提出したことについて、「普天間基地の危険性除去のためでなく、新基地建設ありきだという乱暴な姿勢が表れている」と主張しました。

 赤嶺氏は、防衛省が今後12年かかるとしている工期について、これまで何度も先延ばしにしてきたことを指摘。「普天間の危険性除去を実現できないのは辺野古移設を条件にしているからだ。工事の中止、新基地建設断念を強く求めていく」と強調しました。(しんぶん赤旗 2020年4月25日、一部修正)

 

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