奄美、宮古、石垣など南西諸島で自衛隊基地が増強されているのは「9条改憲の先取りだ」と批判する宗教者の集会が4月17日、国会内で開かれました。平和をつくり出す宗教者ネットの主催で40人が参加しました。
平和を実現するキリスト者ネット事務局の鈴木玲子さんはあいさつで「いま起きていることを知り、周りの人に伝え、一歩でも前に進む会にしたい」とのべました。
元陸上自衛隊レンジャー隊員でベテランズ・フォー・ピース・ジャパン共同代表の井筒高雄さんが講演し「南西諸島の自衛隊配備は本格的な侵攻を想定し、沖縄県民を再び本土防衛のため戦火に巻き込む作戦だ。抑止力にならない陸自配備は中止を」と強く呼びかけました。
日本キリスト教団宮古島教会牧師の坂口聖子さんは「宗教者として『だれ一人戦争で命を失ってほしくない』という思いで基地に反対しています」と報告しました。
集会では「軍事基地のない平和な島沖縄を作り出すため力を尽くすことを強く求めます」とする安倍晋三首相への要請書が読み上げられました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が参加し、衆院沖縄3区補選の情勢にもふれて「補選、参院選に勝利し、安倍内閣を打倒するまで、みなさんとともに頑張ります」とあいさつしました。(しんぶん赤旗 2019年4月18日)