少しの油断も許されず、総力を発揮しなければならない大激戦の衆院沖縄3区補選(21日投票)―。日本共産党の市田忠義副委員長・参院議員は4月13日、沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設のストップを目指し、玉城デニー県政を支える立場の「オール沖縄」のヤラともひろ候補の必勝のため、沖縄市内で開かれた党主催の演説会で訴えました。
市田氏は「この選挙の勝利は、新基地を断念させ、安倍政権に痛打を与え、オール沖縄、市民と野党の共闘の前進、『安倍政治さよなら』につながる」とし、「オール沖縄の底力を今こそ発揮しよう」と呼びかけました。
ヤラ氏は、沖縄の新基地反対の民意や民主主義をないがしろにし、憲法改悪を狙う安倍政権を批判。「沖縄に基地を押し付ける情けない日本の防衛・外交は、もうやめにしよう」と訴えました。
市田氏は、政府が無法な土砂投入を続けているが、「軟弱地盤」の問題で新基地建設は技術的にも不可能だと指摘。「オール沖縄が結束し、ヤラさんが勝利し、全国が連帯すれば基地は決してつくれない」と訴えました。
市田氏は消費税10%増税や安倍9条改憲も大事な争点だと強調。共産党の追及で論拠が完全に破たんした消費税増税は今からでも止められるとし、10%増税ノーのヤラ氏の必勝を呼びかけました。
「オール沖縄会議」の高良鉄美共同代表、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員らも訴えました。(しんぶん赤旗 2019年4月14日)