沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で11月3日、「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」主催の、安倍政権による新基地建設工事の再開に抗議する県民大行動が取り組まれました。大雨の中、1000人超が結集し、安倍政権の横暴を許さず、新基地建設阻止に尽力する玉城デニー県政を支える決意を改めて固め合いました。
オール沖縄会議の稲嶺進、高良鉄美の両共同代表は「国は公人と私人の立場を使い分けて恥知らずなことをしている。絶対に許さない」(稲嶺氏)「憲法違反の限りを尽くした政府によって県民の人権がつぶされている。オール沖縄の運動を日本中に広げて、安倍政権を倒そう」(高良氏)と訴えました。
10月の豊見城(とみぐすく)市長選で初勝利し、8日に市長に就任するオール沖縄の山川仁氏も駆け付け「県民が心を一つにできるように、翁長雄志前知事の思いとオール沖縄のアイデンティティーを体現する市政をつくりたい。工事再開は悔しいですが、ぶれずにデニー知事を支えていきたい」と述べると、大きな拍手が起こりました。
同月の那覇市長選で、圧倒的勝利で再選したオール沖縄の城間幹子市長はメッセージで「県民は絶対にぶれないこと」を示そうと呼びかけました。
日本共産党の赤嶺政賢、社民党の照屋寛徳両衆院議員、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参院議員らも参加。赤嶺氏は「政府がどんな強行姿勢をとっても道理は私たちにある」と強調しました。(しんぶん赤旗 2018年11月4日)