最終盤に入った那覇市長選(21日投票)で、翁長雄志前沖縄県知事の遺志を継ぐ「オール沖縄」の城間みきこ候補=現=を何としても再選させ、名護市辺野古新基地建設の阻止、平和で活力ある県都を実現しようと10月17日、街頭大演説会が県庁前で行われました。玉城デニー知事や豊見城(とみぐすく)市長選で勝利した山川仁氏、沖縄選出国会議員らが応援に駆け付け、熱気に包まれました。
城間候補は、政府が同日、辺野古埋め立て承認撤回に対する「法的」対抗策に出たことにふれ「私自身の政治姿勢として辺野古新基地建設反対を貫く。デニー知事と手を携えて沖縄の明るい未来へともに歩む」と表明。子ども医療費無償化の中学校3年までの拡充、県と連携した保育料無償化の推進、子どもの貧困対策の長期的な継続実施などを挙げ「市民の幸せ、福祉、安全のために働かせてほしい」と訴え、拍手と歓声に包まれました。
デニー知事は「辺野古に新基地は絶対に造らせない。私たちのこの権利は絶対に侵害させない。そのことをこの選挙でもしっかりと示そう」と熱く呼びかけました。
照屋義実選対本部長は「新しい基地を造らせないたたかいは終わっていない。デニー知事を支える県都・那覇市へ城間さんを再選させなければならない」と強調。那覇市の久高(くだか)将光副市長は「4年間で手をつけてきた問題をこれから仕上げなければならない」と必勝を訴えました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員(沖縄1区)は「玉城デニーさん、山川仁さんの勝利で、翁長前知事が願ってやまなかった『オール沖縄』の政治の流れがはっきりしてきた。城間みきこさんの勝利で『オール沖縄』を決定的な力にしよう」と力を込めました。
各弁士から「ぬちかじり(命の限り)頑張ろう」「みんなで力を合わせて必ず勝つ」と決意表明が相次ぎ、最後に「み・き・こ」コールで必勝を目指す熱気にあふれました。(しんぶん赤旗 2018年10月18日)