活動報告

オスプレイ飛ばさせない 高江座り込み10周年報告会 沖縄・東村

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 沖縄県東村高江の集落を囲むように建設が強行された米軍北部訓練場のオスプレイパッド(着陸帯)に反対してきた「ヘリパッドいらない住民の会」は6月25日、同村で「高江座り込み10周年報告会」を開きました。

 会場いっぱいの約400人が参加。「着陸帯を使わせず、やんばるの空にオスプレイを飛ばさせない運動を続けよう」との決意と熱気であふれ、7月1日以降に予定される工事再開に向けて監視行動を強めることを確認しました。

 「住民の会」の安次嶺現達(あしみね・げんたつ)さんは「数人で始まった高江のたたかいが、今は全国的に広がり力強いたたかいになっています」と2007年からの座り込みを振り返り、「たたかいは続く」と報告。「島ぐるみ会議 東」の當山全伸(とうやま・まさのぶ)共同代表は「私たちが願う安全・安心がオスプレイパッド建設で完全に否定された。北部訓練場を閉鎖させよう」と語りました。

 沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは、建設費用が当初の約6億円から約94億円と15倍超に増加していると告発。「これからも補修工事などが続く。豊かな自然と住民の生活を破壊する工事に血税が使われることを許してはならない」と訴えました。

 沖縄県統一連の中村司代表幹事は「この10年を、オスプレイパッドを無くしていくたたかいにつなげよう」と呼びかけました。

 詩人のアーサー・ビナードさんが講演。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参院議員も参加しました。(しんぶん赤旗 2017年6月26日)

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