沖縄県東村高江で11月26日、オスプレイパッド(着陸帯)建設に反対する集中行動が、N1ゲート前で取り組まれ、東京や大阪など遠方からの参加者も含め約150人が座り込みをしました。参加者は、高江の環境を破壊し、住民の声を聞かずに進められる工事を今すぐ止めようと訴えました。参院会派「沖縄の風」の糸数慶子議員と日本共産党の赤嶺政賢衆院議員も駆け付けました。
赤嶺氏は、石垣島や宮古島でも自衛隊配備が進められようとしていることに対し、住民が粘り強く反対のたたかいを続けていることを紹介し「『絶対に負けない』という辺野古や高江からの連帯の気持ちが、たたかいの支えだ」と強調。平和な沖縄をつくるため、あらゆる地域で連帯することが必要だと述べ「基地強化と自衛隊配備を止めるため、全力で頑張っていこう」と呼びかけました。
2人の友人と大阪から駆け付けた、建設業界で働く男性(34)もマイクを握りました。住民の安全を軽視し、声を聞かない乱暴な工事のやり方に対し「住民無視のとんでもないやり方だ」と憤り、「この体験を持ち帰り、仲間と共有することで工事を止める力になりたい」と話しました。
メインゲート前でも砂利の搬入に対する抗議行動を行いました。多数の機動隊員が周りを取り囲み、騒然とした雰囲気の中、参加者たちは「オスプレイ来るな」「高江の自然を守れ」と声を上げました。(しんぶん赤旗 2016年11月27日)