衆議院で憲法審査会が開かれた11月24日、総がかり行動実行委員会は同審査会の傍聴と要請行動を行いました。衆院の議員面会所には約60人が参加。審査会で発言した民進党、日本共産党、社民党の国会議員や傍聴者が発言し、「国会内外で憲法守れの声を大きく広げよう」と語りました。
同実行委員会は、憲法問題に関する専門チームをつくり審査会の傍聴を呼びかけるなど、憲法改悪に反対する行動を強めています。
主催者あいさつした高田健氏は、審査会の議論が本格化する来年へ向けて「国会内外で協力しながら行動を強めていく。要所で国会議員との意見交換もしていきたい」と語りました。
札幌市から傍聴に来た人がいました。「戦争させない市民の風・北海道」で事務局長をしている小林久公(ひさとも)氏です。「衆院補選や参院選での奮闘を全国に広げようと行動を続けています。初めて審査会の様子を見ました。各党がそれぞれ練った発言をしていたことが印象的だった」と感想を語りました。
平和フォーラムの富永誠治氏は、「自民、公明、維新など、改憲をねらう国会議員が立憲主義をどれほど理解しているか疑問に感じた」と発言。憲法会議の高橋信一氏は、「一人を除いて改憲派ばかりだった2年前の審査会と比べて、ずいぶん雰囲気が変わった。私たちのたたかいがあったからだと実感した」と話しました。
審査会で発言した、民進党の辻元清美氏、日本共産党の赤嶺政賢、大平喜信の両氏、社民党の照屋寛徳氏が参加。参議院から、日本共産党の吉良よし子、山添拓両参院議員が参加しました。(しんぶん赤旗 2016年11月25日)