「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は11月21日、那覇市の福岡高裁那覇支部前で「最高裁に中立・公正な審理を求める集会」を開きました。主催者発表で900人が参加しました。
オール沖縄会議共同代表の稲嶺進名護市長は、高裁判決は審理が不十分なまま全面的に国の主張を取り上げた不当なものだったと批判し、「最高裁には歴史に悔いを残さないような判決を期待する」とのべるとともに、裁判所の外からもしっかりと訴え続けようと呼びかけました。
集会では照屋寛徳、玉城デニー、仲里利信各衆院議員、糸数慶子参院議員があいさつ。赤嶺政賢衆院議員、伊波洋一参院議員がメッセージを寄せました。
新風会の金城徹那覇市議は、地方自治を否定する国の強硬な姿勢を批判しました。
島ぐるみ会議・名護を代表して浦島悦子さんが発言しました。
名護市民投票で新基地ノーの市民の意思を示したにもかかわらず、基地を受け入れさせるためのアメとムチの政策によって地域が引き裂かれた苦しみと、稲嶺進市政を誕生させ自立の道を歩み始めたことを報告。最高裁でどんな判決が出ようとも、「大切な自然と子どもたちの未来のために基地は造らせない」と誓いました。
うるま市や糸満市の島ぐるみの代表も、それぞれの取り組みと決意を発言しました。(しんぶん赤旗 2016年11月22日)