活動報告

防衛局、工期短縮狙う 環境無視の強行許さない 市民300人が怒りの声 沖縄・高江

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 沖縄県東村高江で9月10日、米軍ヘリパッド=オスプレイパッド(着陸帯)の建設工事に抗議する「集中行動」が約300人の参加で取り組まれました。

 

 午前7時半から開かれた集会では、抗議する市民を「妨害者」扱いしながら工事を強行する安倍政権と沖縄防衛局への怒りの声が相次ぎました。

 

 沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは「防衛局は米軍から催促され、13カ月の工期を6カ月未満に短縮しようとしている。1カ所ずつヘリパッドを建設する計画を変更し、3カ所同時に進めることは環境への配慮を完全に無視している」と批判しました。

 

 日本共産党から赤嶺政賢衆院議員と渡久地修、玉城武光、瀬長美佐雄の各県議が参加。赤嶺氏は「ヘリパッド建設での権力の横暴を許さない私たちのたたかいは、憲法改悪を阻止することにつながっている」と訴えました。

 

 9日に引き続いて午後2時すぎに民間の大型特殊ヘリが飛来し、重機や資材をH地区の付近に設置された作業ヤードに空輸しました。

 

 N1地区のゲート前では、年後2時半まで多くの市民が座り込み、砂利や資機材の搬入を断念させました。

 

 南風原町から抗議行動に参加した女性(65)は「全国から機動隊を動員し、国家権力を駆使して工事を進める安倍政権が許せません。できるだけ多くの結集を呼びかけたい」と語りました。(しんぶん赤旗 2016年9月11日)

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