沖縄県議選(6月5日投票)の那覇・南部離島区から立候補する、とぐち修予定候補と赤嶺政賢衆院議員は5月20日、元海兵隊員(32)が遺体遺棄容疑で逮捕された事件を受けて「沖縄県から全ての米軍基地の即時撤退を」と街頭で訴えました。
とぐち氏は「県民は悲しみと怒りに震えている」と切り出しました。「米軍基地があるがゆえの犯罪であり、県民は七十数年間も苦しめられ続けている。これからも犯罪事件におびえて暮らすことがあってはならない」と述べ、「県議選は目前です。沖縄へ米軍基地を押しつけ、基地の容認をする人たちには断固NOの審判をくだそう」と呼びかけました。
赤嶺氏は、3月に起きた那覇市での女性暴行事件に触れて「岸田文雄外相は『今度こそ実効性ある再発防止策をとる』と大見えを切ったが、全く効果はなく、今回の事件が発生し、若い女性の未来が奪われた。とんでもないことだ」と批判。「米軍基地の軍人軍属は、戦争につながる訓練を行い、人権の尊重とは全く無縁の生活を送っている。再発防止策は基地の完全撤去しかない」と力を込めました。(しんぶん赤旗 2016年5月21日)