活動報告

沖縄女性遺体遺棄 こみ上げる怒り、涙 何回繰り返すのか 嘉手納基地前で抗議集会

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事件に抗議し、全基地撤去を求める集会で訴える(左から)赤嶺、(2人おいて)
イハ洋一参院候補の各氏ら=20日、北谷町・米嘉手納基地第1ゲート前

 20歳女性の遺体発見という衝撃と悲しみの事件発覚から一夜明けた5月20日、元海兵隊員の勤務先である米空軍嘉手納基地第1ゲート前(北谷町)で開かれた抗議集会には、こみ上げる涙と怒りを胸に「もう二度と誰ひとり犠牲にさせない」と、全ての基地撤去を誓い合う県民の姿がありました。
 数分おきに参加者の頭上を飛び交うF15戦闘機の耳をつんざくような爆音が発言をかき消す中で行われた正午の集会。3児の母(37)=読谷村=は昨夜の就寝前、「沖縄ってやっぱり怖い。道を歩きたくない」と腕にしがみついて事件にショックを受ける子どもたちに、安心できる言葉をかけられなかったと涙に声を詰まらせました。「でも私にできることは、女性の生きたかった命を引き継ぎ、命をかけてこの子たちを守ること。怒りを、悲しみをもう一度奮い立たせ行動していきたい」
 沖縄市から駆けつけた女性(68)は「私の一番上の孫も去年、成人式を迎えたばかり。家族のことを考えると胸が締め付けられるよう。国の安全保障という名のもと、弱い者が踏みつけにされることを何回繰り返せばいいの。こういう状況を子や孫たちに残すわけにはいかない」と語気を強めました。
 この日は、午前7時台の同ゲート前集会にも100人が駆けつけました。
 出勤前から参加していた女性(27)=名護市=は「怒りと悔しさを何か行動して伝えなければと思って。戦争する基地はどこにもいらないし、軍隊は住民を守らないということを訴えていきたい」と話していました。(しんぶん赤旗 2016年5月21日)

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