活動報告

米海兵隊砲撃演習に怒り 住民ら抗議 大分・日出生台

カテゴリー:

テーマ:

 

 大分県の陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場で2月15日から行おうとしている米海兵隊の実弾砲撃演習に向け、参加する部隊の第1陣が8日、演習場に入りました。ゲート前では地元住民や平和運動団体などが抗議行動をしました。

 

 迷彩服の海兵隊員ら約60人を乗せたバス2台とトラック1台が到着すると、「海兵隊は日出生台から出て行け!」と怒りの拳を突き上げました。

 

 7日には演習に反対する「日出生台集会」(主催=「日出生台での米軍演習に反対する大分県各界連絡会」)が九重(ここのえ)町の粟野運動公園で開かれ、約200人が参加しました。

 

 地元の玖珠(くす)町で反対運動を続けている畜産農家の衛藤洋次さんは「中学1年の息子にとって日出生台は故郷です。息子のためにも故郷を守るたたかいを続けたい」と発言。「ローカルネット大分・日出生台」の浦田龍次さんは、昨年の演習で過去最多の1070発の砲弾が撃ち込まれたことを告発し、「今年も抗議と監視を続けたい」との決意を語りました。

 

 会場に駆けつけた日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「日出生台での演習が沖縄の負担軽減につながらないこと、新たな戦争準備の演習だということは説明するまでもなくなった」と述べ、「白リン弾が使われ、小火器の訓練が追加され、沖縄での訓練を上回る激しい演習が行われている」と批判しました。

 

 同演習場で2年連続11回目となる今回の演習には在沖縄米海兵隊の砲兵中隊から約200人が参加し、9日には第2陣が到着する予定です。(しんぶん赤旗 2016年2月9日)

このページをシェアする