来年1月17日告示(24日投票)の沖縄県宜野湾市長選の勝利で、米軍普天間基地(同市)の閉鎖・撤去、辺野古新基地(名護市)建設ストップをめざす沖縄県統一連と日本共産党県委員会は11月18日、小池晃党副委員長を宜野湾市に迎えてシムラ恵一郎予定候補(63)=新=の必勝へ学習決起集会を開きました。
小池氏は、新基地建設阻止に取り組む翁長雄志知事を国が裁判に訴えるなど、強権をいっそう鮮明にする中、安倍政権の打倒と国民連合政府の実現を呼びかけ、「その来年最初の決戦が宜野湾市長選になる」と強調しました。
政府が「辺野古が唯一」として新基地建設に突き進んでいることについて小池氏は、普天間基地の「5年以内の運用停止」を約束しながら、アメリカ側に交渉を提起することすらしていない事実を批判。新基地が完成する10~15年先まで普天間基地を使い続けるのは「固定化と言わないのか」という翁長知事の反論を紹介しながら、「辺野古『移設』こそが最悪の普天間の固定化だ」と語り、同基地の無条件撤去の必要性を力説しました。
小池氏は、日米両政府が市長選に総力を挙げてくるものの、シムラ予定候補が代表する保革を超えた「オール宜野湾」「オール沖縄」の力で打ち破り、「歴史的なたたかいに必ず勝利しよう」と呼びかけました。
会場いっぱいの参加者の熱気あふれる拍手の中、駆けつけたシムラ予定候補は力強く決意表明。赤嶺政賢党衆院議員、統一連の新垣繁信代表幹事、イハ洋一参院選挙区予定候補らが市長選必勝を訴えました。(しんぶん赤旗 2015年11月20日)