日本共産党の赤嶺政賢、大平喜信、田村貴昭、畑野君枝、本村伸子の各衆院議員と堀江ひとみ長崎県議は8月8日、長崎市内の病院と養護ホームを訪れ、被爆者を見舞いました。
日本赤十字社長崎原爆病院では平野明喜院長から説明を受け、入院中の被爆者と懇談しました。
平野院長は被爆者の病状について、「幼少期に被爆した時の細胞の傷が、年をとってからの発ガンに影響している」と語りました。
爆心地から3キロの地点で被爆した76歳の女性は、病室で畑野氏と本村氏から花束を受け取ると、「きれいなお花をありがとうございます」と笑顔で話しました。
「恵の丘長崎原爆ホーム」では、入所者と職員ら約130人に歌と拍手で出迎えられました。
田村氏は「暑い季節ですが、お体に変わりはないですか」と語りかけ、「核兵器を一発残らず廃絶するという被爆者の願いを実現するため、国会議員として全力を尽くしたい」との決意を示しました。
本村氏は、父親が5歳のときに長崎市で被爆したことについて触れ、「核兵器と戦争をなくしたいという父とともに頑張ります」と述べました。
入所者を代表して平川スミ子さん(103)は「もう二度と悲惨な体験をすることがないよう、命ある限り若い人たちに被爆体験を語り、受け継いでもらいたい」と話しました。
各議員には、入所者から手作りのぬいぐるみが贈られました。(しんぶん赤旗 2015年8月9日)