エッセイ

新年のご挨拶  変革の党の躍進へ共に

 

 あけましておめでとうございます。

 沖縄のお正月気分をいっそう高揚させるのは、琉球古典民謡の「お祝いの歌」です。

 各地で開催される新年会では、「あらたまの年に 炭(タン)と昆布(コブ)飾て こころから姿 若くなゆさ」と、厳かに演奏されます。まるで、心も休も若返り、新しい息吹が体中にみなぎってくるようです。

 野田政権と民主党の混迷は、国民世論の波間を漂う難破船のようです。昨年の国会では、原発、被災地復興、消費税、普天間、TPPで、国民との矛盾を深めました。

 彼らが行き詰まった各分野で、日本共産党は真価を遺憾なく発揮しました。自民・公明両党は、政権から追放された後、活路をきりひらくすべをもたないままです。

 今年のどこかで政局は極限に達し、内閣退陣か、解散総選挙か、あるいは政界再編か、という局面が予想されます。波乱の年になることは間違いありません。

 その後、どんな勢力が政権についても、現実の矛盾を解決する羅針盤を持たない政党は、国民から見放されてしまいます。沖縄をめぐって、日米両政府が混乱を続けているのはそのためです。

 力をつけて、今年こそ。変革の党、日本共産党の躍進を。共に頑張りましょう。(しんぶん赤旗 2012年1月1日)

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