国会質問

質問日:2025年 3月 25日  第217国会  本会議

在職25年の表彰で謝辞 「県民とともにたたかい続ける」 衆院本会議で赤嶺議員

 

日本共産党の赤嶺政賢議員は3月25日の衆院本会議で、在職25年の表彰を受け、謝辞を述べました。

赤嶺議員のメッセージをお届けします(26日)。

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たくさんの激励の言葉をいただき、ありがとうございます。

昨日、在職25年の表彰を受け、代表して謝辞を述べさせていただきました。これまで支えてくださった多くの方々に、この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

これは私一人への表彰ではなく、辺野古新基地建設や南西諸島の軍事要塞化に抗って頑張り続けている県民への表彰です。これからも、沖縄の不条理をただすために命(ぬち)かじり頑張る決意です。

今後ともよろしくお願い致します。

 

衆院で議員25年の永年在職表彰

共産党から赤嶺・塩川氏

 日本共産党の赤嶺政賢議員、塩川鉄也両議員は25日の衆院本会議で、議員生活25年(9期)の永年在職議員の表彰を受けました。表彰されたのは両氏のほか、自民党7人、立憲民主党4人、無所属1人の計14人。最年長の赤嶺氏が代表して謝辞を述べました。

 赤嶺氏は悲惨な戦争の傷痕が残る米軍占領下の沖縄で生まれ育ったことにふれ、「憲法9条守れの決意は私自身の生い立ちに根ざしたもの」と強調。基地があるが故の事件・事故が繰り返される沖縄の現状について「憲法の上に日米安保条約・地位協定があり、県民の人権が蹂躙(じゅうりん)される軍事優先の異常な社会は変えなければならない」と力をこめました。

 民意も法律も踏みにじる政府の辺野古新基地建設の強行に対し、県民は保守・革新を超えた団結で翁長(おなが)県政を誕生させ、自身を4回連続で沖縄1区からオール沖縄の代表として国会に送り出したと述べ、「オール沖縄の団結は沖縄戦や米軍統治、その後も続く米軍支配に抗う沖縄の平和の心が一つに結ばれたもの」と強調。「命どぅ宝(命こそ宝)の平和の心を掲げ、辺野古新基地建設、南西諸島の軍事要塞(ようさい)化を許さず、基地のない平和で豊かな沖縄をめざし、県民とともにたたかい続ける」と結びました。

 塩川氏は、後日、会議録に掲載される謝辞に、核兵器廃絶が活動の原点であると述べ、今や国際社会では核兵器禁止条約が実現し、被爆者を先頭とした世論・運動が大きな力を発揮しているとして、核兵器のない世界の実現のために力をつくすと強調しました。

 企業・団体献金禁止の取り組みに全力を挙げてきたことにふれ、「是非とも実現したい」と決意を表明。また議院運営委員として「憲法に基づく国民主権の議会制民主主義において、政府行政を監視・監督する国会の責務は重大」と強調し、「平和・くらし・人権のあらゆる分野で、憲法が生きる政治の実現のために全力を尽くす」と表明しました。(しんぶん赤旗 2025年3月26日)

 

 

質問の映像へのリンク

在職25年の表彰で謝辞(衆院本会議)

議事録

○赤嶺政賢君 ただいま私たち十四名に対し、院議をもって在職二十五年の表彰をしていただき、誠にありがとうございました。心からお礼の言葉を申し上げます。(拍手)
 私は、まず、二〇〇〇年の初当選以来、四半世紀にわたって私を国会に押し上げていただいた九州、沖縄の皆さんに心からお礼を申し上げます。
 私の原点は、基地のない平和で豊かな沖縄を建設することです。
 私は、一九四七年、米軍の直接統治下の沖縄で生まれました。悲惨な沖縄戦の傷痕が残る中でした。父親の畑仕事を手伝うようになると、戦没者の遺骨の断片を畑の四隅に積み上げるのが私の役割でした。米兵による強姦事件などが処罰されないことに大きな怒りを抱きながら育ちました。
 沖縄戦を生き残った人々は、「いくさーならんどー、なーいくさーならんどー」と口癖のようにつぶやいておりました。戦争は嫌だ、戦争はもう絶対に繰り返してはならないという気持ちが込められていました。憲法九条を守れの決意は、私自身の生い立ちに根差しているものであります。
 私は、大学に進学するときに、パスポートを持って上京しました。この屈辱は生涯忘れません。当時の沖縄は、サンフランシスコ講和条約第三条によって、日本から切り離されていたのであります。
 日本国憲法の下への復帰を願った祖国復帰闘争は、沖縄と本土の連帯した闘いで、沖縄の施政権返還をかち取ることができました。ところが、その後、日米安保条約が沖縄に適用され、広大な米軍基地は復帰前と変わらず存在し続けています。
 私は、当選以来、普天間基地の無条件返還を求め、辺野古新基地建設を押しつける政府と論戦を重ねてきました。
 米軍基地あるがゆえの事件、事故が繰り返され、憲法の上に安保条約、地位協定があり、県民の人権がじゅうりんされる軍事優先の異常な社会は変えなければなりません。
 ところが、政府は、繰り返し示してきた民意も、地方自治も、法律さえも踏みにじり、新基地建設を強行しています。これに対して県民は、保守、革新を超えた団結で翁長県政を誕生させ、私を四回連続で小選挙区沖縄一区からオール沖縄の代表として国会に送り出してきたのであります。
 オール沖縄の団結は、沖縄戦や米軍統治、その後も続く米軍支配にあらがう沖縄の平和の心が一つに結ばれたものです。
 私は、命(ぬち)どぅ宝の平和の心を掲げ、辺野古新基地建設、南西諸島の軍事要塞化を許さず、基地のない平和で豊かな沖縄を目指し、県民とともにこれからも闘い続ける決意であります。
 以上を表明し、謝辞といたします。
 ありがとうございました。(拍手)

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