国会質問

質問日:2019年 4月 2日  第198国会  安全保障委員会

陸自宮古島基地 実はミサイル弾薬庫だった 住民に「保管庫」とウソ 赤嶺氏に防衛相認める

 

 3月26日に沖縄県宮古島市で新設された陸上自衛隊宮古島駐屯地(千代田地区)に設置された「保管庫」に、小銃弾などを保管するとの住民への説明に反し、中距離多目的誘導弾(ミサイル)や迫撃砲弾が保管されていることが分かりました。岩屋毅防衛相が2日の衆院安全保障委員会で、日本共産党の赤嶺政賢議員らに明らかにしました。

 防衛省は、住民説明会や自治体、議会などに対し、同駐屯地に保管庫2棟(約160平方メートル)を建設し「警備に必要な小銃弾や発煙筒を保管する」として説明してきました。ところが、現地では当初の説明を大きく上回る覆土式の「弾薬庫」が建設されていたことから、住民から疑問と不安の声が上がっていました。

 この日の委員会で岩屋氏は「誘導弾や迫撃砲弾について明示的に説明していなかったことは事実」と認め、「大変申し訳なく思っている」と述べました。一方で岩屋氏は、住民の反発を受け、同地区から誘導弾等を一時的に島外に搬出し、同島保良(ぼら)地区に建設予定の弾薬庫が完成次第、搬入する方針を表明しました。

 赤嶺氏は、保良地区でも弾薬庫の建設に住民から反対の声があがっていると指摘。防衛省の鈴木敦夫整備計画局長は「もともと地対空、地対艦誘導弾を置くことになっている。その中に迫撃砲弾などを置く」と述べ、問題視しない姿勢を示しました。

 赤嶺氏は「弾薬庫を保管庫と言い換えウソをついてきた。『一時的に移す』では住民は納得しない。弾薬庫は撤去すべきだ」と主張しました。(しんぶん赤旗 2019年4月3日)

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宮古島駐屯地にミサイル弾薬庫(衆院安保委)

議事録

○赤嶺委員 日本共産党の赤嶺政賢です。
 まず初めに、先ほどから出ておりました宮古島の駐屯地、千代田地区に置かれている多目的誘導弾や迫撃砲は、千代田地区には置かない、保良地区の弾薬庫ができたら保良地区の弾薬庫に置く、そういうことでいいですか。

○岩屋国務大臣 いわゆる、本格的なといいますか、地対艦、地対空のミサイル誘導弾ではなくて、中距離の多目的誘導弾、車両であったり小さな船舶に対応するための装備あるいは迫撃砲は、普通科の、通常の装備でございますので、これは置かせていただくんです、千代田地区に。
 ただ、その弾薬については、当初、十分な説明がなくて地元の皆さんの誤解や不信を招いた点があるので、一旦撤去をさせていただいて、保良地区の整備が整った段階で、その弾についてはそこで保管をさせていただくことにさせていただきます。

○赤嶺委員 ですから、保良地区に持っていくということを想定しているわけですよね。保良地区の方々は、弾薬庫をつくられることに非常に不安を持って反対の声を上げておりますが、その保良地区で皆さんが説明した資料の中に迫撃砲の写真がありまして、この迫撃砲は保良地区には置きません、こう書いてあるんですよ、住民説明会に。これとの整合性はどうなりますか。

○岩屋国務大臣 今も、先ほども申し上げましたように、迫撃砲、あるいは中距離多目的誘導弾、それから地対艦誘導弾、地対空誘導弾につきましては、その弾薬は保良地区において保管をさせていただきますけれども、迫撃砲や中距離多目的誘導弾については、千代田地区において配備をさせていただきたいと思っております。

○赤嶺委員 ですから、保良地区の弾薬庫に、当座、でき上がったら置くという答弁じゃないですか。

○岩屋国務大臣 装備そのものは千代田地区で、弾薬については保良地区に集約をさせていただくということです。

○赤嶺委員 ですから、その保良地区には迫撃砲は置かないという沖縄防衛局の説明資料があるんですよ、写真があって。それの検討はしたんですか。

○岩屋国務大臣 したがって、装備を保良地区に置くというふうには申し上げていないんですよ。(赤嶺委員「いや、それは知っていますよ」と呼ぶ)はい。だから、そこは当初の説明どおりだと思います。

○赤嶺委員 保良地区につくられる弾薬庫に中距離誘導弾と迫撃砲は持っていく、千代田では説明が足りなかったからということでしょう。

○岩屋国務大臣 持っていくのは弾です。弾薬です。

○赤嶺委員 ですから、その弾は、迫撃砲なども、迫撃砲は、わざわざ保良の説明会の解説資料の中に迫撃砲の写真を載せて、それは保良には置きませんと書いてあるんですよ。それは書いてあるんですよ。だから、保良に持っていけないじゃないですか。

○岩屋国務大臣 弾薬を保良地区に集約をさせていただくというふうに申し上げているので、迫撃砲そのものを持っていくとは言っておりません。だから、それは当初の説明どおりでございます。

○赤嶺委員 迫撃砲の砲弾ですよ、だから。迫撃砲の砲弾は保良には置きませんというのを説明資料の中に書いてあるんですよ。(岩屋国務大臣「いや、そんなことはないですよ」と呼ぶ)書いてありますよ、写真に載って。(岩屋国務大臣「いやいや、そんなことはないです」と呼ぶ)じゃ、ちょっと確かめましょう。とめてください。保良地区の説明会の資料を持ってきてください。

○岩屋国務大臣 今、事務方にも確認をいたしましたが、だから、先生、装備そのものは持っていかないんです。(赤嶺委員「それは知っていますよ」と呼ぶ)いや、だから、弾薬だけはそこに集約させていただきますということなので、それは全然、当初の説明どおりだと思いますけれども。

○赤嶺委員 迫撃砲の砲弾は保良地区には置きませんと書いてあるんですよ。書いてあるんですよ。(岩屋国務大臣「いやいや」と呼ぶ)いやいやって、大臣、それを見たことはありますか。私は保良地区にも千代田地区にも何度も行っていますので。そこは、手を挙げておりますけれども、ちょっと答えてください。

○鈴木政府参考人 今、地元の説明資料そのものは確認しておりますけれども、累次申し上げているように、保良地区にはもともと、中距離地対空誘導弾、いわゆる中SAMの弾ですとか、それから地対艦誘導弾、こうしたものを置くわけでございます。
 そういうことで考えますと、その中に更に迫撃砲弾を置くこともあるということを申し上げているわけでございまして、まさに今大臣が申し上げたとおりということでございます。

○赤嶺委員 ですから、保良地区には、対艦、対空のミサイル誘導弾に加えて、しかし、迫撃砲の砲弾は、これは保良地区には置かないものですということでわざわざ説明をしています。もし、その確認の上で、それが間違っていたら、大臣はきちんと訂正することを求めたいと思います。
 それで、今まで千代田には弾薬庫は置かないということをるる説明してまいりました。その弾薬庫も撤去するわけですね。

○岩屋国務大臣 装備の中には小銃などの装備がございますので、そういったものはやはり千代田地区にはしっかりと保管をしなければいけないというふうに思っております。

○赤嶺委員 小銃と発煙筒を置くというぐあいに説明してきたんですよね。中距離誘導弾や迫撃砲弾などについては一切説明してこなかったわけです。
 この間、千代田の基地を見に行きました。米軍基地で見るような大きな土のうが、土のうというか山がつくられて、そして芝生が植えられて、これはもう弾薬庫です。これに、小銃や発煙筒などは、もう一個の保管庫に置くことになっているんですよね。置くことになっているんですよ。こんもりとした山で、芝生で覆われたそれは弾薬庫で、まさに、中距離誘導弾、そして先ほど言った迫撃砲弾、これの保管のために、山の頂上には見張りをする自衛隊員もテントを張って見張りをしていましたよ。その弾薬庫も撤去するんですよね。

○鈴木政府参考人 申し上げますと、いわゆる小銃弾又はこれに類する弾薬類、それから発煙筒などの火工品、これは、宮古島の駐屯地、いわゆる千代田地区の保管庫に置くということについては、もう事前から御説明しておりまして、そこはそのとおり、繰り返しますけれども、小銃弾、これに類する弾薬類、発煙筒などの火工品は千代田地区の宮古島駐屯地の保管庫に置くということになってございます。

○赤嶺委員 弾薬庫は保管庫と説明してきたんですね。そうですね。

○鈴木政府参考人 こちらにつきましては、もちろん言い方といたしましては、保管庫ですとか弾薬庫ですとか火薬庫とか、いろいろな言い方がございます。ただ、公式な届出等につきましては、火薬類の扱い、これに関します法律に基づきまして置いているということでございまして、その安全性ですとか、そうした保安距離等々も勘案したもので、そうしたものをこちらにも置かせていただくということを御説明させていただいてきたという経緯がございます。
    〔委員長退席、武田委員長代理着席〕

○赤嶺委員 今度の問題でもう一つ大きな問題は、弾薬庫のことを保管庫として説明してきているんですよ。誰も弾薬庫ができるなどと思っていなかったんですよ。だけれども、今、鈴木局長は、さまざまな言い方をしてきたと。しかし、つくられたものは、火薬取締法に基づいて、法令に基づいて適切な距離などもとっていると言う。
 それで、小銃やそういう火器類は、保管庫は二棟あるんですよ。その一棟におさめるんでしょう。あの土で覆われたこんもりとした丘に、あれに小銃をおさめるために、あれだけの巨大な構造物をつくったんですか。いかがですか。

○鈴木政府参考人 一般的には、まずは、いわゆる小銃でも、小銃のいわゆる発射器と、それからさらに、その弾です、これは火薬が入ってございますので、火薬については、より堅固な施設に入れていくというものが一般的でございます。

○赤嶺委員 中距離誘導弾と、それから迫撃砲弾をまさに入れるためにつくったこんもりとした丘の弾薬庫、これは撤去すべきですよ。これを撤去しないで、一時的にどこかに移しますでは、これは絶対市民は納得いたしませんよ。まさに弾薬庫のことを保管庫と言いかえ、そして、中距離誘導弾、迫撃砲弾が置かれることについてはずっと秘密にしてきた、うそをついてきた。だから、千代田には弾薬庫は置かれないといって市長も安心していた。その根本が崩れたわけですよ。
 そして、当座の対応でどこかに移すと言ってみても、移される保良も迷惑ですよ、そもそも弾薬庫をつくってほしくないと思っていますからね。しかし、弾薬庫そのもの、大きな丘のような弾薬庫はこれも撤去すべきですよ。大臣、いかがですか。

○岩屋国務大臣 まあ通常、そういう保管庫あるいは弾薬庫というのは、建物自体を非常に堅固につくって、周辺を覆土するというつくり方になるんだろうと思いますので、特別なつくり方をしているということではありません。
 それから、通常は、平時においては、これから保良の整備が整えば、そこに弾薬は、小銃等以外は集約したいと思っておりますが、しかし、万が一の場合は、千代田地区においてもさまざまな機能を果たしてもらわなきゃいけないわけですから、予定どおり、施設については、しっかりと説明をして御理解をいただきつつ、整備をしてまいりたいと思っております。

○赤嶺委員 うそにうそを重ねるというのは、そういうことを言うのだろうと思いますよ。
 弾薬庫はつくらないという説明をしてきた上で、今、つくったら、いや、万が一のためにあるんだから、まあ、せっかくある物は使いたいというのが大臣の口癖のようでありますけれども、そういうことは絶対に許されない、あの弾薬庫も撤去すべきだということを強く申し上げて、辺野古に移りたいと思います。
 前回に続いて、防衛省が公表した報告書にかかわって、辺野古の地盤改良に用いる砂の調達の問題についてであります。
 防衛省は辺野古の地盤改良に必要な砂の量を六百五十万立米としてきました。そして、全国の砂の年間産出量を大きく下回ることから調達は可能である、こう説明をしておりました。
 まず、地盤改良に用いる砂の総量から確認したいと思いますが、今回、埋立地の地盤改良にはサンドドレーンという工法も検討されています。地中に砂の柱を並べて、軟弱な地盤の水分を抜き、圧密を促進させるものであります。それで、あらかじめ地盤を沈下させる分、埋立てに必要な土砂の量は増加することになります。その増加量をどのくらい見込んでいるのか、六百五十万立米には含まれているのか、これを明らかにしていただけますか。

○鈴木政府参考人 今回公表させていただきました一月の報告書では、御指摘ございましたように、サンドドレーン工法によって圧密沈下を促進することによりまして、ケーソン式護岸の構築から三年の期間の沈下量が、検討対象地層の厚いS―3地点におきまして約三・三メートルであるというふうに予測してございます。
 今般のこの報告書の内容を踏まえた検討におきまして、地盤改良工事に必要な砂の量として見積もられた六百五十万立米の中には、この沈下による埋立材の量の増加分は含まれてございません。沈下に伴い必要な埋立材の量の増加分についても今後必要な検討を行っていくため、現段階で確たることは申し上げられませんが、しっかりと検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

○赤嶺委員 六百五十万立米の中には含まれないということでありました。
 それで、地盤改良というのは、埋立承認願書に添付した環境保全図書においても記されております。当初の承認願書ですが、滑走路や誘導路、空港関連施設などの重要構造物を設置する場所で地盤改良を行う方針を明記していました。もともとサンドドレーンということになっていたわけです。
 その地盤改良に使用する砂の量はどのくらいと見込んでいるんですか。そして、六百五十万立米には含まれているんですか。

○鈴木政府参考人 埋立承認願書に添付しました環境保全図書に記載されている地盤改良工事は、飛行場の滑走路部などの液状化対策として行われるものでございまして、これは、今般の報告書、一月に出ている報告書の内容を踏まえた検討によって必要性が確認された地盤改良工事とは別のものでございまして、埋立承認願書申請時から想定されていたものでございます。
 したがいまして、今般の報告書の内容を踏まえた検討において地盤改良工事に必要な砂の量として見積もられてございます六百五十万立米の中に、環境保全図書に記載されている地盤改良工事に係る砂は含まれてございません。
 環境保全図書に記載されている地盤工事に係る砂の量については、今後必要な検討を行っていくため、現段階で確たることは申し上げられませんが、こちらについてもしっかりと検討を進めてまいりたいと思っております。

○赤嶺委員 防衛大臣、つまり、地盤改良に伴い必要となる土砂の総量、これは六百五十万立米にとどまらない、それを上回る、局長の説明はそういうことですが、そういうことですね。

○岩屋国務大臣 確かに、六百五十万立米の中には、今お答えしたように入っておらないわけですけれども、年間の砂の採取量というのは三千七百万立米あると承知しておりますし、その六百五十万立米というのも、一挙に調達するということではありませんので、これからしっかり調達の方法を、合理的な方法を考えていきたい、環境保全には十分に配慮していきたいと思っております。
    〔武田委員長代理退席、委員長着席〕

○赤嶺委員 六百五十万立米にとどまらないということも大臣も認識されております。
 それで、地盤改良に用いる砂はどこから調達するんですか。

○鈴木政府参考人 一月の報告書にも記載されてございますけれども、実際の設計、施工に当たりましては、より合理的な方法を追求するということとしておりまして、地盤改良に必要な材料についても、現時点では確定していないということでございますので、具体的に説明することは差し控えさせていただきたいというふうに考えてございます。

○赤嶺委員 調達は、県内、県外、どちらを検討対象にしているんですか。

○鈴木政府参考人 繰り返しで恐縮でございますけれども、地盤改良に必要な材料、これは報告書の中では砂というふうに出ておるところでございますが、この必要な材料についても現時点ではまだ確定してございませんことから、具体的に説明することは差し控えさせていただきたいと思います。

○赤嶺委員 県内、これは検討対象にしていないということを明言できますか。

○鈴木政府参考人 繰り返しでございますけれども、まだその必要な材料そのものが確定してございませんので、具体的にどこから調達するかということについての調達先について、具体的に説明することは差し控えさせていただきたいと思います。

○赤嶺委員 県内も県外もどうなるかわからぬ状態ですが、ただ、県内では、砂の調達についてはこれまでの経過があります。もともと環境アセスの方法書の追加修正資料の段階では、埋立土砂二千百万立米のうち千七百万立米を県内の海砂で調達するという計画でした、方法書でも準備書でもです。
 ところが、それを、二〇〇八年一月の沖縄県環境影響評価審査会では、審査委員などから環境への悪影響を懸念する声が相次いで、沖縄県も、方法書に対する知事の意見、当時の仲井真知事です、知事の意見で、県内における年間海砂採取量からすると著しく大量であることから、県外も含めた調達先の複数案の検討や、採取量の低減を求めました。こうした経緯があって、県内で採取する海砂の量は五十八万立米に抑えられていることになったわけです。
 地盤改良に海砂を使用するということは、この経緯を無視することになりますが、これまでの経緯からして、県内から海砂の採取はやれない、やらない、そういうことでよろしいですか。

○辰己政府参考人 お答えします。
 委員御指摘のように、そういう経緯があって、確かに海砂から岩ズリに平成二十四年の段階で変更していることは事実でございます。
 一方で、今後の検討については、この砂の検討については、現段階で確定しているものではございませんので、今後検討していきたい、このように考えております。

○赤嶺委員 県内では、これ以上の海砂の採取は困難であります。県外、これも当然検討対象になっているわけですが、埋立土砂の外来生物の混入防止対策について、膨大な量の岩ズリ、これを一体どうやって高熱処理をするのか、その具体的な見通しはついたんですか。

○辰己政府参考人 環境保全図書で言われているように、購入土砂等の供給元の詳細を決定する段階で、生態系に対する影響を及ぼさない材料を選定し、外来種混入のおそれが生じた場合には、外来生物法や既往のマニュアル等に準じて適切に対応し、環境保全に配慮すると。この中で、特定外来生物の侵入防止対策について、沖縄防衛局は、基礎資料として、特定外来生物が死滅する条件を明らかにすることを目的とした実験を行っております。
 当該実験の結果、特定外来生物を死滅させるためには、高熱処理、これが有効であるという検討が得られましたので、この駆除方法については、今後専門家の意見を踏まえながら適時適切に検討していきたい、このように考えています。

○赤嶺委員 事前の説明では、埋立土砂ではなくて、地盤改良の場合には一般的に岩ズリは使わないということでした。岩ズリとは別に県外から砂を調達する、こういうことになります。沖縄には岩ズリ以外は海砂しかないわけですから、海砂は使えないですからね。最初のあれでこれ以上使えないですから。
 そうすると、防衛省は、全国の砂の年間採取量は三千六百万立米あるといいますが、それらの外来生物の生息状況、混入対策、これを調査検討したことはありますか。

○辰己政府参考人 先ほど申したように、まず、特定外来生物の侵入防止対策としては、今検討して、基礎資料として、死滅の条件を明らかにした目的の実験を行い、その実験で高熱処理が有効であるというふうな結果が得られております。
 今後、この問題については、具体的な検討を行う中でいろいろな検討を実施していきたい、このように思っています。

○岸委員長 赤嶺君、時間が超過しております。まとめてください。

○赤嶺委員 最後にまとめますけれども、防衛大臣、要するに、県内でも県外でも、地盤改良に使用する砂の調達の見通しというのはまだ何も立っていないわけであります。埋立事業を始める場合に、必要な時期に必要な量の砂を調達できるということが決定的に大事であります。しかし、そういう見通しも全く立っていない。
 報告書は、四年九カ月という工程表は、やっぱり絵に描いた餅になるのではありませんか。最後にお答えください。

○岩屋国務大臣 埋立てに必要な材料は必ず調達できるように、これからしっかり検討してまいります。

○赤嶺委員 終わります。

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