国会質問

質問日:2010年 10月 4日  第176国会  予算委員会

国民の願い実現へ 臨時国会と日本共産党 基地・派兵問題

 沖縄の新基地建設、アフガン派兵へ武器輸出三原則の見直し―。日本共産党は、自民党政権を上回るような民主党政権の軍事・外交路線を批判し、憲法にもとづく平和・外交路線への転換を求めました。

沖縄への背信

 10月4日の衆院予算委員会で菅直人首相は「日米合意をしっかり実現するよう最大限努力する」と述べ、名護市辺野古での新基地建設をあくまでも推し進める考えを表明しました。

 自民党は「(沖縄で)どんなに罵倒されてもこれ(『移設』)以外にない」(石破茂政調会長)と後押しする姿勢を示しました。

 これに対し、日本共産党の赤嶺政賢議員は「普天間基地の無条件撤去」を主張。新基地では、米軍の要求で軍用機の飛行ルート変更もありうる、新基地に配備される垂直離着陸機MV22オスプレイが、東村で計画されているヘリパッドで訓練される可能性がある―。こうした事実が明らかになり、赤領氏は「沖縄への背信行為は許されな小」と指摘し、基地の県内「たらい回し」をやめるよう求めました。

 10月13日の衆院予算委員会で笠井亮議員は、米軍が「移設」するはずの普天間基地を増強し、2012年のオスプレイ配備を進めている事実を突きつけました。北沢俊美防衛相は、背天間基地の「移設」が進まないなか、「海兵隊が我慢してきた」と述べ、沖縄県民より米軍を優先させる態度を露骨に示しました。

 笠井氏は「我慢しているのは海兵隊でなく県民だ」と述べ、計画の撤回を米国に求めるよう迫りました。

アフガン派遣

 菅首相は11月13日の日米首脳会談で、アフガニスタンへの自衛隊医療部隊派遣の検討をオバマ大統領に表明。アフガン本土への派兵は、インド洋上での給油活動に自衛隊を派遣した自公政権でもできなかったことです。

 11月17日の参院予算委員会で井上哲士議員は、「自公政権時は、アフガン本土での派遣は憲法上できなかった。どんな法的根拠で派遣するのか」と追及。北沢防衛相は「法的根拠も含め検討している」などと、まともに答弁できませんでした。

 井上氏は「派遣は憲法9条に違反する」と主張し、派遣計画の撤回を迫りました。

武器輸出に道

 歴代自民党政権が破ろうとしてもできなかった武器輸出三原則。これについても、菅政権は見直す考えを表明。自民党はこの機をとらえ見直しを〝後押し″しています。

 10月14日の参院予算委員会で自民党の猪口邦子議員はrわが国の産業の競争力、生産性に配慮しなければならない」などと主張。北沢防衛相が「こういう質問をしていただいて大変ありがたい」と感謝したほどでした。

 日本共産党の吉井英勝議員は11月11日の衆院安全保障委員会で、無人軍用機に搭載する航法技術を日米共同で研究している問題を取り上げ、「三原則に新たな穴を開けたものだ」と指摘。日米の軍事産業の要求にこたえたものだと強く批判しました。(しんぶん赤旗 2010年12月12日)

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