志位議長が訴え
自民党候補と横一線の大激戦・大接戦になっている衆院沖縄1区で、「オール沖縄」の、あかみね政賢候補の5選を何としても勝ち取ろうと、3日、那覇市内で必勝街頭演説が行われました。日本共産党の志位和夫議長、玉城デニー知事、「オール沖縄」各党・各会派の議員がそろいぶみしました。(志位議長の訴え全文4面)
志位氏は、あかみね候補は沖縄戦や米軍支配下での県民の苦難の歴史、平和を求める「沖縄の心」を国会に届け続けてきたと紹介。「沖縄の歴史を身をもって語れる国会議員は、あかみねさんをおいて他にいません。絶対に落とすわけにいかない沖縄と日本にとっての宝の議席です」と力を込めました。
志位氏は、名護市辺野古の米軍新基地建設は完全に行き詰まっていると指摘し、「辺野古を条件にしたら普天間基地は永久に返ってきません。政府は、普天間基地の無条件返還に向けて対米交渉を―。この声をあかみねさんに託しましょう」と呼び掛けました。
先島諸島の軍事要塞(ようさい)化を巡って、「日米一体で長射程ミサイルを並べ、戦場にするため全住民を疎開させる―。こんなバカげた計画にノーの意志を示しましょう」と訴えました。
物価高を上回る賃上げも重要争点です。沖縄の最低賃金は全国最低水準の1023円。志位氏は「最賃1500円」の目標を投げ捨てた高市政権を厳しく批判し、「大企業の内部留保に課税し、中小企業の賃上げ支援にあて、最低賃金をただちに1500円に引き上げ、1700円をめざしましょう」と呼び掛けました。
志位氏は、「オール沖縄」の原点は普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念、オスプレイ撤去を求めた「建白書」であり、この原点で政党・政派の違いを超えて県民が団結することにこそ、この現状を変えるいちばんの力ではないでしょうか」と力強く訴えました。
あかみね候補は、憲法改悪まで狙う高市政権の「戦争する国づくり」を「押し返すことができるのは、沖縄県民の平和の心だ」と強調。憲法を大事にし、再び沖縄を戦場にしないため「働かせてください。必ず国会に押し上げてください」と呼び掛けました。
デニー知事は、沖縄戦とその後の厳しい時代を知るからこそ県民は平和のために頑張ってきたと強調し、県民の声を国会に伝える、あかみね候補を当選させようと呼び掛けました。
立憲民主党の喜友名智子県議、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一、高良さちか両議員、上原快佐県議(無所属)、「オール沖縄会議」共同代表の糸数慶子元参院議員、沖縄社会大衆党の高良鉄美委員長、「沖縄うない」の比嘉京子代表も必勝を訴え、保守・中道政策集団「新しい風・にぬふぁぶし」の瀬名波奎那覇市議が司会を務めました。

「オール沖縄」の総力を集め、あかみねさんの宝の議席を必ず守り抜こう
那覇 志位議長の訴え
日本共産党の志位和夫議長が3日、那覇市内で行った演説は次のとおりです。
沖縄のみなさん、こんにちは。日本共産党の志位和夫でございます。デニー知事をはじめ、「オール沖縄」のみなさん、力強い激励ありがとうございます。大激戦、大接戦となっている沖縄1区のたたかい、「オール沖縄」の、あかみね政賢さんを必ず勝たせていただきたいと、矢も盾もたまらずかけつけてまいりました。(拍手)
「沖縄の心」を国会に届け続けてきた政治家
みなさん。あかみね政賢さんは、沖縄県民の苦難の歴史を、県民とともに体験し、「沖縄の心」を国会に届け続けてきた政治家です。
昨年3月、あかみねさんは、永年在職議員として表彰されましたが、それへの謝辞として本会議場で行った演説はとても感動的なものでした。あかみねさんは、幼いころお父さんの畑仕事を手伝うようになると、戦没者の遺骨の断片を畑の四隅に積み上げるのが自分の役割だったと語りました。米兵による強姦(ごうかん)事件などが処罰されないことに大きな怒りを抱きながら育ったと語りました。大学進学のときにパスポートを持って上京した屈辱は生涯忘れないとのべ、基地のない平和で豊かな沖縄への決意を語りました。あかみね演説は議場を圧し、党派を超えてたくさんの激励の声が寄せられました。
みなさん。沖縄の歴史を身をもって語れる国会議員はあかみね政賢さんをおいて他にいません。絶対に落とすわけにいかない沖縄と日本にとっての宝の議席です。どうか必ず押し上げてください。(拍手、指笛)
「オール沖縄」・あかみね勝利で、高市強権政治に厳しい審判を
みなさん。いま日本の政治は大きな歴史的分かれ道に立っています。高市首相が、解散を強行したことに、あまりの党利党略だという厳しい批判が沸き起こりました。
そのもとでいま高市首相は、「高市早苗でいいのかを国民が決める選挙」だと繰り返しています。これは言葉をかえて言えば、国民に「白紙委任状をよこせ」ということにほかなりません。選挙で多数を得たら、大軍拡、非核三原則見直し、「スパイ防止法」、憲法9条改悪など、国論を二分する問題を、問答無用、強権的に進める魂胆がみえみえではありませんか(「そうだ」の声、指笛)。こんなことを許していいでしょうか。
高市自民党に真っ向からたちむかう「オール沖縄」のあかみね政賢さんの勝利で、沖縄から高市強権政治に厳しい審判をくだそうではありませんか。
物価高から暮らしをどう守るか--苦難に寄り添い、展望示すあかみねさんを
みなさん。物価高から暮らしをどう守るかは、総選挙の大争点です。
消費税減税--「富める者に課税」で、消費税5%減税、インボイス撤廃を
一番効果があるのはやっぱり消費税減税です。(拍手)
高市首相は、「食料品ゼロの検討を加速する」と言い出しました。しかし「検討加速」というのは公約ではないですよ。「検討」した結果、やらないこともある。こんなものは公約とはよべません。そして、最大の問題は財源を示せないことにあります。高市首相は、この問題を党首討論でただされ、ボロボロになりました。追いつめられて、選挙がはじまると、第一声いらい街頭演説では「消費税」にまったくふれられなくなりました。ブレブレです。みなさん。内閣総理大臣が、税金の問題で右往左往したら政権担当能力なしといわなければなりません。(「そうだ」の声)
あかみねさんは、「富める者に課税を」という確かな財源論を示しています。あかみねさんへの一票で、大企業と富裕層への行き過ぎた減税をただし、消費税5%への減税、インボイス撤廃をかちとろうではありませんか。(拍手)
物価高を吹き飛ばす賃上げを--最賃目標の投げ捨ては許せない
もう一つは物価高を上回る賃上げです。
高市政権は、最低賃金1500円の目標を投げ捨ててしまいました。沖縄の最低賃金は1023円・全国最低水準です。そして非正規ワーカーの比率が全国でも高いのが沖縄です。多くの県民が、ダブルワーク、トリプルワークでようやく暮らしを支えている。そのときに最低賃金の目標を投げ捨ててしまうというのは、あまりに無責任な政治ではないでしょうか。
大もうけしている大企業の内部留保に課税し、中小企業の賃上げ支援にあて、最低賃金をただちに1500円に引き上げ、1700円をめざしましょう。あかみねさんへの一票で、物価高を吹き飛ばす賃上げをかちとろうではありませんか。
沖縄振興予算での県民いじめは許せない--経済振興への責任を果たさせよう
沖縄振興予算での県民いじめは許せません。
歴代自民党政権は12年間で沖縄振興予算を854億円も減らしました。デニー知事が、老朽校舎の改修、河川の改修、公営住宅の建設などを求めても、辺野古新基地に反対しているからと予算を十分につけないのです。何という態度でしょうか。
沖縄振興予算は、凄惨(せいさん)な地上戦、長期にわたる米軍占領などに対する、「償いの心」で始まったものです。あかみねさんへの一票で、沖縄県民を愚弄(ぐろう)する基地と経済のリンクをやめさせ、沖縄の経済振興に対する責任を果たさせようではありませんか。(「そうだ」の声)
沖縄を再び戦場にさせない--平和への熱い願いをあかみねさんに
辺野古新基地はすっかり行き詰まった--普天間基地無条件返還を求め対米交渉を
みなさん。沖縄を二度と再び戦場にさせない。これも大争点です。
辺野古新基地建設は、すっかり行き詰まっています。軟弱地盤に7万1千本の砂杭(すなくい)を打ち込むといいますが、今まで打ち込んだのはたったの2900本。今のままでは地盤改良だけで20年以上もかかります。しかも最も深いところは海面下90メートル。現在の技術では不可能なのは明らかです。
みなさん。辺野古の新基地は完成しません。辺野古を条件にしたら普天間基地は永久に返ってきません。政府は、普天間基地の無条件返還を求めてアメリカとの交渉を行え--この声をあかみねさんへの一票に託そうではありませんか。(拍手、指笛)
先島諸島の軍事要塞化を許さない--戦争を起こさない外交に力をつくせ
先島諸島の軍事要塞(ようさい)化も大問題です。日米一体で、長射程ミサイルをズラリと並べ、宮古、石垣、与那国は、戦場にするから、全住民を疎開させるという恐ろしい計画が進められています。いまの時代に疎開だなんて、こんなバカげた計画を、沖縄県民が黙って受け入れると思っているのか。ノーの意志をあかみねさんへの一票で示そうではありませんか。
政治の責任は、戦争に備えることではありません。いかに戦争にしないかの外交に力をつくすことではないでしょうか。中国との関係でも、2008年の日中首脳会談で「双方は互いに脅威とならない」との合意があります。ならば、日中双方がこの合意をしっかり守る外交をやることこそ政治の責任ではないでしょうか。
沖縄県民の熱い熱い平和の願いを、どうかあかみね政賢さんに託してください。(拍手)
沖縄建白書で党派超えて団結することこそ現状変える力
最後にみなさん。「オール沖縄」の原点はどこにあるか。普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念、オスプレイ撤去を求め、沖縄のすべての自治体の首長と議会の長が署名捺印(なついん)した、2013年の沖縄建白書にあります(「そうだ」の声)。この原点で政党、政派の違いを超えて、沖縄県民が団結することこそ、この現状を変える一番の力ではないでしょうか。(拍手、指笛)
あかみね政賢さんの勝利で、「オール沖縄」のこの原点を貫き、「オール沖縄」の未来を開く選挙にしていこうではありませんか。最後の最後まで支持を広げていただくことを訴えます。(力強い拍手、指笛)

あかみね候補 沖縄の声代弁
自民・国場氏 基地問題・振興予算質問せず
衆院沖縄1区は「オール沖縄」の代表で日本共産党の、あかみね政賢候補と自民・国場幸之助氏による事実上の一騎打ちで大接戦になっています。国会質問の議事録からは、基地被害に苦しむ沖縄の声を代弁し、県民の平和と生活のため懸命に働いてきた、あかみね候補と、基地問題や沖縄予算の確保に関する質問を全くしていない国場氏との違いが一目瞭然です。
自民党政権は2022年末、安保3文書に「敵基地攻撃」能力の保有を明記。沖縄の軍備増強を進め、他国攻撃のための長射程ミサイルを配備することも狙っています。沖縄戦体験者らは「再び沖縄が戦場になるのでは」と底知れぬ不安を強いられています。
あかみね氏は、沖縄を二度と戦場にさせないとして、敵基地攻撃能力の保有や沖縄の軍備増強を「絶対に認められない」と国会で繰り返し迫っています。
一方の国場氏は、3文書決定直前の22年11月、衆院予算委員会で当時の岸田文雄首相に、「反撃能力(敵基地攻撃能力)は必要」「前に進めていただきたい」と求めました。ところが国場氏は、衆院選に向けて沖縄の地元紙が実施した候補者アンケートで、同能力の保有に賛成ではなく「その他」と回答。有権者を欺く態度を取っています。
沖縄振興予算の確保について一度も質問で取り上げていません。日米地位協定も、改定に意欲を示した石破茂首相(当時)に「取り組んでいただきたい」と述べただけ。正面から改定を迫ったことはありません。米兵犯罪や米軍機の騒音、有機フッ素化合物PFASを国会質問で取り上げたことがないのは、沖縄選挙区に立候補した自民前職4氏で国場氏だけです。(しんぶん赤旗 2026年2月4日)
