沖縄1区 田村委員長応援
基地のない平和で豊かな沖縄か、未来永劫(えいごう)「基地の島」にさせられるのか―。「県民対日米両政府」の構図になっている衆院沖縄1区で、「オール沖縄」の、あかみね政賢候補の5選を何としても勝ち取ろうと、日本共産党の田村智子委員長は29日、那覇市の沖縄県庁前で街頭演説に立ちました。参院会派「沖縄の風」の高良さちか議員、糸数慶子元参院議員、那覇市議会会派「うない・にぬふぁ」の糸数たかこ議員、瑞慶覧りか那覇市議(沖縄社会大衆党)ら「オール沖縄」の女性がズラリと並び、ともに支持・支援を呼び掛けました。(関連2・4面)
選挙戦は、組織力で先行する自民党候補と、あかみね候補の、つばぜり合いの大接戦・大激戦になっています。
田村氏は、冒頭「政治が右へ右へと流れている今こそ、沖縄にとってはもちろん、日本の政治にとってあかみね政賢さんの議席がどうしても必要だ」と力を込めました。
田村氏は、「米軍機の部品落下事件があったのに、保育園の上をいつまで米軍機が飛び回るのか」「米兵等による性暴力被害に、いつまで女性や子どもたちが傷つけられるのか」と、毎年沖縄から女性たちが国会要請に来ていると述べ、「基地あるがゆえの苦しみを、占領下の歴史とともに国会に知らしめてきた、あかみねさんが今ほど求められているときはない。戦争国家づくりに断固たちむかう確かな議席を」と訴えました。
また、あかみね候補が県民の民意を受けて名護市辺野古の新基地建設反対を貫いてきたのに対し、自民党候補は新基地を巡る「代執行」当時(2023年)の国土交通副大臣として建設に加担してきたと告発し、「絶対に議席は渡せない」と力を込めました。
米軍基地由来のPFASによる命の水の汚染なども追及してきた「暮らし、平和、人権を守るあかみね候補の『オール沖縄』の議席を何としても再び確保しよう」と訴えました。
あかみね候補は、「首相も完成時期を明言できない新基地は絶対造れない。普天間基地はただちに返還を。『沖縄の負担軽減を言うなら移設条件をつけるな、辺野古はストップ』の思いを私に託してください」と訴えました。
高良氏は、「沖縄の生活者一人ひとりの声を国会に届けてきた、あかみね候補を応援してください」と述べ、「戦争によって命を脅かさない、PFASによる水汚染の責任逃れを日米両政府に許さない力が、あかみねさんの議席だ」と強調しました。
糸数慶子氏は、南西諸島の軍事要塞(ようさい)化など自衛隊と米軍が一体で沖縄を犠牲にする動きを始めていると指摘。「あかみねさん当選で、この異常な状況をつくった自民党にノーを示そう」と訴えました。

「オール沖縄」1区勝利 「台湾発言」審判の意義
田村氏
日本共産党の田村智子委員長は那覇市内で29日、街頭演説終了後に記者団の取材に応じ、高市早苗首相の「台湾発言」について「沖縄のことをまったく考えていない」と厳しく批判。総選挙で「オール沖縄」の議席を勝ち取ることは「台湾有事は存立危機事態」発言に審判を下す重要な意義があると述べました。
田村氏は、同発言は、「何かことがあれば日本がどこも攻撃されてないのに自衛隊が台湾海峡へ出かけていって、中国とことを構える、こちらから戦争を仕掛けるという発言だ。本当にとんでもない」と告発。「そうなったら沖縄がどうなるか、高市首相は、そんなことは少しも考えていない」と批判しました。
また、高市政権が、中国との対立をあおって長射程ミサイルを大量に配備しようとしていることについて、「相手からターゲットにされてしまう」という不安を、沖縄県民をはじめ広く国民が抱いていると指摘。言葉が軽すぎる高市首相・政権が危険を招くなか、「沖縄の米軍占領時代を知り、沖縄戦がどれほど悲惨な戦争であったのかということを本当に身に刻んできたのが、あかみね政賢候補(衆院沖縄1区)だ。沖縄の平和の心を届ける言葉の重みが本当に重要な意味を持つ」と強調しました。
沖縄の声 国会へ届けて
那覇で街頭演説 田村委員長応援 あかみね候補に期待
衆院沖縄1区で「オール沖縄」の、あかみね政賢候補の勝利を何としても、と日本共産党の田村智子委員長が那覇市・県民広場前へ応援に駆けつけた29日朝の街頭演説。真剣な表情で聞き入り、熱烈に手を振ったり、拍手を送ったりする人の姿がありました。
「最近、軍用機が3機、4機と続けざまに飛んでくることが増えて、すごい音。空が狭くなったように思う」。那覇市の女性(40)は、米軍由来が疑われるPFAS(人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物)など沖縄の基地問題が県外では知られていないのではと語りました。多くの弁士から相次いだ、沖縄の声を国会へ届ける、あかみね候補の議席がどうしても必要との訴えが腑(ふ)に落ちたといいます。
瑞慶覧良太さん(29)=南城市=は、あかみね候補にはこれからも名護市辺野古の米軍新基地建設や沖縄・南西諸島の軍備増強などにノーの声を突き付け、国会で論戦してほしいと話しました。「物価高で生活が苦しい。市民の負担軽減も期待します」
田村委員長を直接見たいと糸満市から来た女性(74)は、今の政治が全体的に右へ寄っていることに心が苦しいと告白。政府が「有事」の際、先島諸島住民の九州などへの疎開計画を進めていることについて、「あまりにも沖縄をばかにしている」と憤りました。
2年前、沖縄に移住した神通佐百合さん(63)も、完成を見通せない辺野古新基地建設に莫大(ばくだい)な税金を使う政府は許せないと憤慨。「絶対に負けられない。やれることは何でもしたい」と意気込みました。(しんぶん赤旗 2026年1月30日)
