活動報告

沖縄人民党時代から党地方議員通算11期 具志堅徹さんの「闘い」冊子に/つどい 名護市長選必勝へ熱気 小池書記局長が参加

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 沖縄県名護市で沖縄人民党(1973年に日本共産党へ合流)の時代から共産党の地方議員を通算11期務めた具志堅徹さん(86)の足跡をまとめた冊子が10月に発行されました。60年以上を名護市民、党とともに歩み続け、同市辺野古の新基地建設を許さない闘いなどの先頭に立ってきた具志堅さん。11月23日に同市で開かれた冊子発行記念のつどいには多くの仲間たちが集まり、日本共産党の小池晃書記局長も駆けつけました。

 

 新基地建設の是非が問われる来年1月の市長選に挑む予定の、おながクミコさんが参加したつどいは、市長選勝利へ決意を固め合う場にもなりました。クミコさんは「絶対に勝って辺野古を止めます」と明言。「市民のために、市民が住んでよかったと思えるまちづくりに変えます」と力を込めると、参加者は熱烈な拍手で応えました。

 

 具志堅さんは1939年、サイパン生まれ。反戦平和をひとすじに貫く原点には、サイパンで祖母や1歳の妹の命を奪われた戦争体験がありました。冊子はこの戦中・戦後の体験に始まり、68年に合併前の旧名護町議選で初の人民党議席を勝ち取って以来、住民要求の実現に尽くすなどしてきた具志堅さんの歩みがまとめられています。

 

 記録のもとになっているのは、主に共産党地区委員会発行のニュースで具志堅さんが連載した回想録「チャービラサイ(沖縄の方言でごめんくださいの意)、具志堅徹です」と人民党機関紙『人民』です。

 

 つどいで具志堅さんは「うまんちゅ(みんな)に支えられ、みんなのために活動してきたのが私の人生でした」とあいさつ。戦争する国へ突き進む高市政権を許さず、「引き続きみんなと一緒に頑張っていきたい」と語りました。

 

 二人三脚で歩んできた妻の勝子さん(87)も「戦争が間近に迫っていると感じる。多くの人に知らせなければ」と語りました。

 

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、具志堅さんが2014年に市議を勇退した直後にもかかわらず、辺野古新基地ノーを掲げた故・翁長雄志前知事を支えようと、県議補選(定数1)で自民候補を破り当選したことに言及。「辺野古の闘いが重要なときに一番頑張ったのが徹さん」と評しました。

 

 元市長の稲嶺進さん、ヘリ基地反対協議会共同代表の浦島悦子さんらも、議会や辺野古での具志堅さんの姿や思い出などを振り返りました。

 

 小池書記局長は「具志堅さんの足跡は名護市民と沖縄人民の闘いの歴史でもあると痛感しました」と強調。歴史に学びながら高市政権を終わらせるために闘っていかなければと語り、市長選必勝を訴えました。(しんぶん赤旗 2025年11月27日)

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