来年1月18日告示(25日投票)の沖縄県名護市長選で、米軍基地依存の現市政からの脱却を訴え、市政野党の代表として立候補を予定する前市議の、おながクミコ氏(69)=新=の事務所開きが11月3日、同市内でありました。
おなが氏は、介護・福祉の充実に加え、給食費、保育料、子ども医療費の「3大無料化」を実現する決意を表明しました。日米同盟のために沖縄を「捨て石」にする「国とのたたかい」を強調。「名護市が良くなれば県全体で平和で豊かな誇りある生活ができる」と述べ、全県からの力の結集を呼びかけました。
おなが氏の選挙母体「誇りある名護市をつくる会」の稲嶺進会長は、同市辺野古で米軍新基地建設を強行する自民党政府と、新基地への賛否を示さない現市長を批判。「思い、勢い、熱量を上げ(おなが氏を)皆さんの力で必ず市長に押し上げよう」と訴えました。
玉城デニー知事、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員がメッセージを寄せました。県関係野党国会議員やデニー知事を支える立場の地方議員らが駆け付けました。
会場には、市政転換を求める支援者のほか、同市初の女性市長を待望する女性たちが詰めかけ、会場外まであふれました。
(しんぶん赤旗 2025年11月4日)
