活動報告

戦場にしない志継ぐ 宮城英和さん偲ぶ会 沖縄

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 沖縄県名護市辺野古に米軍新基地は造らせないと、草の根で活動する住民組織「うるま市島ぐるみ会議」の事務局長などを務め、昨年死去した故宮城英和さん(享年75歳)を偲(しの)ぶ会が10月26日、うるま市で開かれました。実行委員会主催で125人が参加しました。

 宮城さんは、具志川9条の会やミサイル配備から命を守るうるま市民の会の事務局長も兼任。座り込み現場などで先頭に立ち、いつも歌で美声を響かせて闘いを鼓舞していた、在りし日の姿が映像で流され、参加者は思いをはせました。

 

 うるま市島ぐるみ会議の照屋寛之共同代表は、「人が好きなんだよ」とよく言っていた人柄や、辺野古埋め立て土砂を運搬する車両の運転手からも「1曲歌って」と言われるほどだったエピソードを紹介。宮城さんの死後に強行されている宮城島(うるま市)からの土砂搬出などを許さず、闘い続けていこうと呼びかけました。

 

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が駆け付け、辺野古で機動隊による座り込みの強制排除の後、宮城さんの歌声が何度も「負けてはならない」と仲間の心を一つにしたと回想。「英和さんの闘いは私たちの心の中に生きていて、再び沖縄を戦場にさせてはならないという声が歌声とともに聞こえてくる。志を継いで頑張っていきたい」とあいさつしました。(しんぶん赤旗 2025年10月27日)

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