日本共産党の田村智子委員長は10月16日、国会内で参院会派「沖縄の風」の伊波洋一代表、高良沙哉(さちか)幹事長と会談しました。大軍拡や改憲を進める危険な動きに対し、憲法と平和を守り、「戦争する国づくり」に立ち向かって共同していくことを確認しました。日本共産党の小池晃書記局長、赤嶺政賢衆院議員が同席しました。
田村氏は、会談の冒頭、衆参両院での与党過半数割れの状況のもと、自民党政治を終わらせるのか、より反動的な方向に進むのかの岐路にあると述べ、「反動的な動きに立ち向かい、国民の要求にこたえ、憲法と平和、暮らしを守るために国会内外で力をあわせたい」と呼びかけました。
伊波氏は、「安保3文書のもとで沖縄では今まさに戦争準備が進み、いかに沖縄が戦争に向かわされようとしているかを住民はひしひしと感じている」と指摘。全国各地へのミサイル配備など日本全土を戦場化する「戦争国家づくり」の危険な実態を多くの国民に知らせていきたいと語りました。
高良氏は、改憲策動への危機感を示し、「改憲勢力や国民の暮らしに寄り添わないような政治が新たに形成されてしまっては、なんのための自公過半数割れだったのか。手を取り合える政党や会派のみなさんと国民の側をむいた政治を形づくりたい」と応じました。(しんぶん赤旗 2025年10月17日)