「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は10月4日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で県民大行動を実施し、県内各地から470人(主催者発表)が参加しました。
稲嶺進オール沖縄会議共同代表は自民党内の権力争いである総裁選に触れ、民意に背いて新基地建設を強行する政治が続く限り、「誰がなっても希望は持てない」と強調。諦めず頑張ろうと呼びかけました。
ジュゴン保護キャンペーンセンターの吉川秀樹さんは、アジア太平洋系米国人労働者連盟(APALA)の代表団がこの間来沖したことを報告。米連邦議会下院議員が新基地工事の技術的な懸念から米政府監査院へ再検証を求める書簡を昨年提出したことに基づき、APALAが議員に働きかけて新基地阻止の具体的活動に取り組んでいることなどを紹介しました。
県関係野党国会議員でつくる「うりずんの会」の5人もそろって参加し、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、米軍と一体の実動訓練を行った自衛隊に対する沖縄の市民団体の抗議について中谷元防衛相が「過度な抗議活動、妨害行為」と攻撃したことを批判。「沖縄戦で国策の犠牲にした歴史を忘れ、新たな国策で県民に大きな負担を押しつけようというもので絶対に許せない。沖縄を再び戦場にさせないため、全力で頑張ろう」と訴えました。(しんぶん赤旗 2025年10月5日)