沖縄・南西諸島を戦場にすることを想定した、過去最大規模となる自衛隊と米海兵隊の実動訓練「レゾリュート・ドラゴン25」が11日から強行されるのを前に抗議集会が9月10日、陸上自衛隊勝連分屯地(沖縄県うるま市)のゲート前で開かれました。市民団体「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」の主催で、緊急の呼びかけにもかかわらず65人が結集し、「日米の軍事一体化は許さない」などのシュプレヒコールを上げました。
同市民の会の照屋寛之共同代表があいさつし、今回8都道県で行われる訓練のうち、沖縄県内では過半の25に及ぶ陸自駐屯地や米軍基地などで実施されると指摘。「(政府は)沖縄を何と思っているのか。訓練の島と思っているのか。許すわけにはいかない」と力を込めました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員も参加し、「私たちが粘り強く頑張ることが、子や孫の時代に沖縄を戦場にさせないための強い力になる。石破首相の退陣表明で日本の政治が分岐点にある今、米国言いなりの政治を大本から変えるため、一つひとつ抗議の声を上げていこう」と呼びかけました。
屋良朝博衆院議員(立憲民主党)、伊波洋一参院議員、高良鉄美前参院議員も駆け付け、マイクを握りました。(しんぶん赤旗 2025年9月11日)