活動報告

宮古島の陸自司令 市民どう喝 事実認め謝罪を 防衛局に野党国会議員団迫る 沖縄

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 陸上自衛隊宮古島駐屯地(沖縄県宮古島市)司令が、訓練を監視していた市民をどう喝した問題で、県関係野党国会議員団「うりずんの会」は8月22日、防衛省沖縄防衛局(同県嘉手納町)に抗議し、市民への謝罪、関係者の処分などを強く迫りました。

 

 同会が村井勝防衛局長に提出した抗議要請書は、6日早朝の訓練中に公共施設の駐車場で休憩していた新隊員らへ、市民が拡声器を使って静かに呼びかけたところ、比嘉隼人司令が「(駐車場利用の許可を)取ってこい」などとどう喝したと指摘。一部始終を撮影した動画が公開されており、「どう喝は否定しようのない事実」と強調しています。

 

 また、駐車場利用の許可自体が不要にもかかわらず、同駐屯地は地元紙に「(対応は)適切だった」と回答し、比嘉司令も19日の市民らとの面談でどう喝の事実を認めなかったことなど厳しく批判しています。

 

 村井局長は比嘉司令の弁明を読み上げ、「要請内容は防衛局の担当業務ではない」と述べました。

 

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が「動画は見たのか」と追及したのに対し、村井局長は「確認していない」と回答。赤嶺氏は、動画にある比嘉司令の振る舞いはまるで暴力団のようだとして、「静かに対応している市民に、実力組織である自衛隊が、虚偽の説明までして横暴勝手をしている。知らぬ存ぜぬでは通らない」と迫りました。

 

 参院会派「沖縄の風」の高良沙哉議員はスマホで動画を再生して感想を求めましたが、村井局長は「感想は控えたい。要請があったことは(本省に)報告する」と答えただけでした。(しんぶん赤旗 2025年8月24日)

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