「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は8月2日、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で県民大行動に取り組みました。結集した約600人(主催者発表)は、7月の参院選で「オール沖縄」の団結の力によって高良沙哉議員の勝利をつかんだことを喜び合いながら、新基地建設を断念させるまで「闘いを続けよう」と決意を新たにしました。
前日の参院初登院から沖縄に戻ってゲート前へと駆けつけた高良氏に、多くの参加者から熱烈な歓迎が相次ぎました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員ら県関係野党国会議員団と並んであいさつした高良氏は、「みんなで勝ち取った平和の一議席。重みを背負って沖縄の声をしっかり届けていく」と表明。差別や分断の逆流に抗して民主主義や憲法を実現する政治を取り戻すと述べ、「そのために根性を入れて頑張っていかなければ」と力を込めると、大きな拍手が湧き起こりました。
集会では、国が辺野古埋め立て土砂の搬出を強行する安和桟橋での事故から1年以上が経過したことを踏まえ、搬出車両にひかれて死亡した警備員に対する黙とうが行われました。
事故で重傷を負った女性の代理人を務める三宅俊司弁護士は、県警が重過失致死の被疑者として女性を聴取しようとしていると報告。「本来の責任者である沖縄防衛局、現場管理をしていた警備会社の責任を隠蔽(いんぺい)し、被害者の女性を加害者にしようとするもの。絶対に許されない」と訴えました。(しんぶん赤旗 2025年8月三日)