総がかり行動実行委員会などが呼びかけた「憲法審査会の現状報告会」が4月24日、衆院第2議員会館前で行われ、衆院憲法審査会を傍聴した市民ら80人(主催者発表)が参加しました。
改憲問題対策法律家6団体連絡会事務局長の大江京子弁護士は主催者あいさつで、昨年の総選挙で改憲勢力が3分の2を割り、衆議院憲法審査会は少数政党の意見も出し合い議論する方向が確認されていると指摘。「改憲ありきでなく、憲法を生かせと審査会の監視を続けよう」と訴えました。
戦争をさせない1000人委員会の染裕之さんは、戦後80年の今年、自衛隊と米軍の一体化など憲法の破壊が進んでいることを告発。
九条の会の小森陽一事務局長は、憲法を実現する運動に中高生も参加しており、未来のために子どもたちのためにがんばりたいと発言しました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員をはじめ立憲民主党、社民党、参院会派「沖縄の風」の国会議員が参加。赤嶺氏は、憲法の上に日米地位協定や安保条約が置かれており、沖縄で米兵がまた性暴力事件を起こしたことを糾弾。「憲法が政治や暮らしに生きるようにすべきだ」と語りました。
憲法9条を壊すな!実行委員会の高田健さんが、5月3日の「憲法大集会」への参加を呼びかけました。(しんぶん赤旗 2025年4月26日)