8日の国際女性デーにあわせ、人権活動家のキャサリン・ジェーン・フィッシャーさんが主催するイベントが3月7日、国会内で開かれました。「世界を変える力を持つ女性たち」の代表として、女性運動家や国会議員らが登壇しました。
オーストラリア出身のフィッシャーさんは2002年、米兵からレイプ被害を受けた際、警察の劣悪な取り調べなど、女性の権利を守るための措置がとられていない社会の状況に直面し、自ら社会を変えなければいけないと決意した経験を語りました。「誰も助けてくれないとしても、絶対に負けないという気持ちを持つことが大切だ」と訴えました。
生まれつき脳性まひで車いす生活をしている大学生の平良未来(みく)さんは、英語を学び、英語を活かした仕事に就きたいという目標に向けて活動していると語り、「障害のある学生の社会進出はこれからも増えていくと思う。優しく手を差し伸べてほしい」と訴えました。帽子作家のRuu Ruu(ルール―)さんは、国際女性デーのシンボル・ミモザの花をモチーフにした帽子を被って登壇し、「年齢にとらわれず、今の自分が一番であると思って生きていこう」と語りました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が連帯のメッセージを寄せ、沖縄での米兵による性暴力事件や、日本社会のジェンダー平等実現の立ち後れなどの課題に触れ、「誰もが自分らしく生きることのできる社会をつくるのは政治の責任だ」と訴えました。(しんぶん赤旗 2025年3月9日)